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2006.05.31
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カテゴリ:映画
あまりよくない評判に、ハードルをうんと下げたのか、
原作を読んでる友人同志、「意外に悪くなかったね~」と思わず言いあってしまいました。

ただ、内容のほとんどを詰め込みに詰め込んでいて、
展開がものすごく速い。
えっ、もう鍵みつけちゃった。銀行いっちゃった、、、と複雑な説明もすべて台詞で消化しているから、原作を読んでないと、何がなんだかわかんないんじゃないかと。

そう、この消化活動がよくない。
魅せるとこ、感動するとこ、考えさせるとこが消えちゃてて、内容の消化で精一杯。
最後の最後でわかりにくさを払拭させる為か、薄~いオブラートにつつむべきところ(?!)を明確にいっちゃってそこらへんが失笑をかう結果になったんだろうなと思う。

つまるところ、ロンハワード監督の伝えたかったことは何だったのかな。
原作を読んだ時のワクワク感、ドキドキ感、勉強になった感などなど伝わりづらかった。

と、こんなことかいて、なにが“意外と悪くなかったね~”となるかというと、
いろんなシーンで、本で読んだイメージ通りの映像が展開して、
そうだった、そうだったと、前に読んだ内容を咀嚼しながら観れたことかな。

シラス役のポールベタニーは、もしかしたら一番やりがいのある役だったのかな。
トムハンクス、ジャンレノとビックネームが並んだけれど、
活かせてない感じは否めず。
特にトムハンクスには、リスキーな作品になってしまったような気もする。
(ついでに、トムが途中からビルマーレーに見えてきちゃったんだれど。なんか太ってるし。)
問題は、脚本だな。(と勝手なこといってますが)

やっぱり、大ヒットしている原作の映画化は難しい。
そう思えば、「ミスティックリバー」のそぎ落としは、映画としてきちんとみせてた。キャストの演技もすばらしかったけれど、やっぱりクリント・イーストウッドはすごいんだな。などとあらためて実感。

公式サイト「ダ・ヴィンチ・コード」





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最終更新日  2006.06.01 01:15:21
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