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2009.10.30
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カテゴリ:映画
引き続きデカローグ。

うぶそうな若い青年郵便局員が、向かいのマンションに住む大人の魅力たっぷりの女性アーティストの部屋を毎晩望遠鏡でのぞいて、いやみつめてる。

彼女に会いたい一心で、偽の為替通知を発行したりして、
郵便局の窓口に来るように仕向けたり、
牛乳配達のバイトはじめたり。

で、ついに“ぼくあなたのストーカーです”的な純粋な告白をするんだけど、
(こんな言葉ではないけど)
そこから、意外な展開と、意外でない展開が巻き起こり、
最後の台詞で、“ある愛に関する物語”の意味が濃くなる。

2転も3転もして、最後の一言まで計算されてる。

ほんと、この10話、短編小説集で出してくれないかな。

この第6話の終わり方は、今回観た中で一番おおっと思ったかも。

正直、全部決して明るいとはいえないんだけど、
人間が抱く感情をつついてくるっていうか、
繊細だけど繊細にみせないところが、興味深い。

ん~。いい。
ほんと、なんでだろうな。言葉がそう思うのかな。
小説読み終えたような感覚がなぜかある。

この監督の作品「トリコロール」も「ふたりのベロニカ」もみなくちゃ。





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最終更新日  2009.10.31 01:06:53
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