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2010.03.22
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カテゴリ:映画


映画のはじめには、自白させるテクニックの講義のシーンがあり、
ず~と寝かさずに自白だけを強要。
そこでようやく自白した、、という例に、
ある生徒は、
“人道的でない”と意見するが、
“嘘をついていない人間は、違ったいいまわしで、自分の無実を話まくるが、
嘘をついている人間は、決めた言葉しか発さないので同じ言葉を繰り返す。”
と返すのが印象的。

ベルリンの壁崩壊まじかの東ドイツで、
芸術家たちが反体制的な思想をもっているのを弾圧しようと
劇作家と女優カップルを国家保安省の局員が盗聴器をしかけて監視。
絶対的に感情ないようにたんたんとつきとめていく、、という
局員が、
盗聴しているうちに人間性に目覚めていって、
盗聴されている本人たち気付かないうちに意外な方向に流れていく。

「この曲を本気で聞いた人は悪人になれない」

正しいとか正しくないじゃなくて、
自分の立場や状況をリンクさせながら、政治でなく、芸術家たちの想いに
感情がゆさぶられていった、、、という感じ、、かな。

ある意味、ものすごい勇気と行動がつまった映画だけれど、
微妙な時代だからこそ、リアル感ある、大人のストーリー。

静かな映画だけど、よい映画でした。

07年のアカデミー賞外国語映画賞受賞作品。

公式サイト:「善き人のためのソナタ」





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最終更新日  2010.03.22 23:01:34
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