「それでもぼくはやってない」 周防監督リスペクト♪
周防監督作品。痴漢の冤罪問題を通して、日本の裁判制度の問題を明るみにした内容。内容にも映像にも無駄がない、、なんて見終わった後しみじみ思った。全体的に必要過剰な演出がないことが、いい。最後の終わり方(主人公の台詞まわし)もかなりいい。前にメイキングで、監督は検事役の尾実さんに、普通にやっても嫌な奴に見えてしまう役だから抑え目に、、といわれたと言っていたが、すごく納得できる。有名な人だらけで、登場すると思わず笑ってしまう(?)あ~この人もでてるんだと声をかけたくなる(?)けど、みな、らしいポジションで、実に面白かった。しっかし、満員電車ってこう思うと、女性だけでなく、男性にとってもかなり恐怖。この映画みたら、鞄の持ち方とか向く角度とか、さらに気にしてしまうんじゃないかな。しかし裁判がこんな感じで進むのかと思うと、どうするのが一番いいのかがわからなくなってくる。こんな矛盾の中で法曹界の仕事って大変だ。今度はじまる裁判制度、、何かがかわるきっかけになるのかな、。内容をシンプルに感じられる映画。この映画かなり面白かったです。公式サイト「それでもぼくはやってない」