サザエの映画と漫画の日々

前回の話はこちら　その１　その２　その３　その４　その５　その６　その７

旦那に風呂道具を持ってきてもらったのでお風呂が空いてるから確認しに行くと…扉の前にホワイトボードで時間と子供の名前と病室。それがびっしり埋まっている。




もしかして…

看護士を捕まえて風呂に入りたい事を言うと

看「ああ、ごめんなさい。説明してなかったかしら？お風呂はね扉の前のホワイトボードに名前と部屋番号を書いて予約するのよね。今日はもういっぱいですね」


マジデカ？私、いつから風呂に入ってないっけ？昨日、一昨日…う、３日目？明日まで待つってことは…４日入らないんですか？


看「もしかしてしばらく入ってないかしら？大丈夫ですか？」


ムシロ周リノ人ガ大丈夫ナンデショウカ？ト聞キタイ


風呂に入れなかったことも旦那に八つ当たり。もう少し早く来てくれたら入れたかもしれないもーん！


夕方くらいになると、あおは眠くなったのか寝てしまった。すると旦那が

旦「僕も一緒にあおと寝てるから君は隣のスーパーで気分転換してきたら？」と言ってくれた…


嬉しいんだけどさ、どうせなら元気のある時に一緒に遊んでくれよ。私が辛いのは（狭いベットの空間だけで）あおが元気なのを相手しなくちゃいけない時なんだよ～あおが寝たらあたしだって離れられないだけでゆっくりできるんだしさ。

と、言いたかったが時間も勿体なかったのでとなりのスーパーに飲み物などを買いに行った。しかしゆっくりできるはずもなく買い物をしたらすぐに戻る。


あおにはあげれないけど自分のご褒美あんど頑張れってことでカレ・ド・ショコラを買ってきた。これのベネズエラ・ビターがほろ苦くてたくさん入っていて大好き。




缶コーヒーにチョコレート、京極夏彦の本を読んでゆっくりしている時に看護士さんがやってきた。



看「あ、サザエさん、個室空きましたので移動して欲しいんですけど…寝てますね」


今さらかよ！と鼻から缶コーヒー出しそうになった。だってもう薄暗い夕方だったんだもん

とりあえずベットごと移動するらしいので布団はそのままに荷物を全部移す。


個室はなかなか広め。トイレもあるし冷蔵庫もある！う、嬉しい！しかもソファもあるしロッカーもある！小さいテーブルもある！ただ遊べないプレイルームがお隣

それはごまかすしかない。


すると旦那とあおが起きたのでプレイルームを見せないように大移動。


広くて好き勝手出来る？部屋にあおも興奮気味…。



看護士が来てまたうんちや検温チェック。



あの～、個室嬉しいんですけど。昨日からうんちが一切出てないんですけど本当にこの人、ロタウイルスなんですか？下痢のゲの字もないんですけど



看護士もあおの順調な回復振りに「もしかしたら明日退院できちゃうかもね」


サ「あれ？でも日曜日って退院できないんですよね？」

看「退院は出来ないですけど外出許可が降りると家に帰れますよ」


サ「何が違うんですか？」


看「外出許可は土曜でも日曜日でも家に帰れますし、今度病院に来てもらったら受付を通さずにすぐに小児科で診て貰えます。退院はもう完全に病院を出るので次回病院に来た時は受付を通してもらいます」


なるほど…


看「明日、先生の回心後、日曜か月曜退院か分かりますよ」


あの～、それによって食券を買うか買わないか大きく変わってくるんですけど…


夕飯のご飯がやってきた。やっぱり病院食のよう。食券は買いたくないけど買い物にも出れないしなぁ…でも明日は旦那に早く来てもらって昼飯買ってきてもえばいいか。



で、旦那に明日こそ早く来いと恫喝。


。.+・つづく・+.。