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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:映画
トム・クルーズ主演「バニラスカイ」のオリジナル作品。と、言っても私はこの作品を最初に見ていたし、なにより雰囲気がこちらの方が好きです。 ストーリーは裕福でハンサム、1回寝た女とは2度寝ないという青年セサール(エドゥアルド・ノリエガ)。誕生パーティーで友人ペラーヨ(フェレ・マルティネス)が連れてきた女優のソフィア(ペネロペ・クルス)に惹かれる。しかし、会場には関係を持ち、もう自分の女気取りのヌリア(ナイワ・ニムリ)が来ていた。それを口実にソフィアとパーティーを抜け出しソフィアのアパートへ。何もなかったがセサールの気持ちは幸せに満ちていた。 しかし、アパートを出るとヌリアが車で待っていた。脅され、その車に乗るセサール。だが、ヌリアは嫉妬から無理心中を行動。ヌリアは死に、セサールは顔が醜くなるほどの怪我を負い…。 おもしれぇ!見ようと思ったキッカケはサスペンス&主人公の顔が化け物のように醜くなるという設定を知り見て見たんだけど、こんなに話が面白いとは。 醜い顔になってしまい、精神が壊れていきそうなほど追い込まれるセサール。犬神家のスケキヨのようなマスクを被っているセサールを何とか救おうと謎解きに挑戦する精神科医アントニオ(チェテ・レーラ)。謎の言葉、L.E。何よりも愛していたソフィアがヌリアに摩り替わってしまい、そして、治ったと思っていた顔はやはり醜い顔のまま。そんな悪夢のようなラビリンスで迷子になって行くセサールと共に見ている側もぐいぐいと引っ張り込まれるストーリー展開。 夢と現実がごちゃ混ぜになるような話だがそれこそがラストの謎の解明に繋がって行く。 まあ、ぶっちゃけていえば、夢オチだ。しかし、普通ならば夢オチだと「ふざけんな!」と言いたくなるが、何故かこの映画、設定が壮大すぎて納得してしまう。 仮想現実映画が流行っている昨今。映像ばかり発達させず、ぜひともこの映画のように骨太なストーリーで、あっと言わせて頂きたいもんだ。ラストの「オープン・ザ・アイズ(目を開けて)」と言われテロップを流し、現実世界を一切見せなかったのが良かった。 ただなんでリメイクしたら面白くなくなったんだろう? ↓この写真、ベニチオ・デル・トロに似てる…(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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