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カテゴリ:映画
子供の頃に見た映画だったが強烈な印象を残しながら面白く見れた作品。俳優アル・パチーノをこの映画で一発で覚えたくらいなので相当な演技力と顔だったのを覚えている。 ストーリーは1972年、うだる暑さの白昼のブルックリン。閉店間際に押し入った3人の銀行強盗。だが3人のうち1人は怖気づいて逃げてしまった。残ったソニー(アル・パチーノ)とサル(ジョン・カザール)だったが銀行の金は輸送してほとんどなくなっていた。10分で終わるはずの仕事だったのだが予期せぬアクシデントに見舞われしかも警察に包囲されてしまい…。 オープニングから目の離せない展開になり脚本が素晴らしいのか演出が良かったのか最後まで中だるみがないまま一気に見れた。 見どころは文句なくギラギラとした血気盛んなアル・パチーノの圧倒的な存在感。その演技は映画の中の群集だけではなく見ている観客達さえも味方にしてしまうパワフルさ。銀行の前に出て民衆を煽る姿は今でも目に焼きついている。 本当は小心者で悪人に徹しきれないソニーと後戻りを考えていないサルのキャラクターがあまりにも対照的。サルが高倉健のように寡黙で渋いんだよ~!男だ!男なんだよ!また行員達との奇妙な連帯感も生まれ、これまた観客は行員の一員となってソニーとサルの行く末を見てしまうのだ。 ただ見たのが子供の頃過ぎでソニーの恋人が同じ男の同性愛者でという設定が意味がわからなかった。ゲイというのを知らなかった私…若かったなぁ。小学生だったから当たり前なんだけどね。今見れば性同一障害ってやつかな? TVで次第に有名人になり英雄になってゆく滑稽な姿。悲喜劇をコメディタッチで描き、確実に70年代の時代も反映している。 若き日のアル・パチーノの熱い演技が見たい人におすすめ。 ラストがサルのシーンがあまりにもショッキングで今でも鮮明に覚えている。その後のアル・パチーノの顔も忘れられない。 ↓最近こんなパワーある作品あるか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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