その大事な想いも やがて忘れてしまうんだそうだ
今日はお休みだったので、一日ゆっくりしました。運転免許を取る関係で、住民票を取りに行ったほかはウチでまったりゴロゴロ。化粧をしながら、昨日買った『Everyman,everywhere』を聴きました。表題曲の「Everyman,everywhere」、いいですね。ストリングスが入っていて、バインの曲では珍しい気がする。ノゾミノカナタという名をグレイプバインの「望みの彼方」から拝借しておきながら、バインについてこの日記で触れたことはほとんどなかった気がします。私がバインの存在を知ったのはかなり前。高校時代の友人に薦められたのがきっかけでした。それからずっと愛聴しています。バインの曲には、喪失感や埋めることの出来ない孤独が宿っていると思う。人間、生きていれば何かしら必ず失うし、どんなに大切な人がすぐ側にいても、孤独を拭いきれないときはある。生きているんだから仕方ないよ。そう思う。そういうものから目をそらすのではなくことさらに悲観するのでもなくて、抱えて生きていく、バインの曲からはそんな姿勢(というのも何か違う気がするんだけど)が感じ取れる。今日の日記のタイトルは、「Everyman,everywhere」の歌詞の一節です。悲しいけれど、人間はいろんなことを忘れる。忘れなければ人間は生きていけないと言うけれど、今のこの気持ちもいつか薄れて忘れていくのか、そう思うとやりきれないね。