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トキがおにぎりを作ってくれた。
ツナマヨ。 正直食べるのが怖かった。 むっちゃ怖かった。 トキには前科があるから。 以前カルボナーラを作ってくれたのだが非常に厳しい出来上がりだった。 何を思ったかソースに火を通さずパスタにかけてしまい、 何を思ったかパスタを塩もみしたのだった。 そんな超しょっぱ生カルボナーラの味を思うとこの単純なようで塩加減や具の味が大きく関わるおにぎりを口にするのはとても勇気がいることなのだった。 『できたばぁい!』 ニコニコしながらトキがおにぎりを持ってきた。 震える手でおにぎりを取り、口に運ぶ…… 『ん???おいしい!』 トキのツナマヨおにぎりは意外に美味しかった。 小さめに作ってもらったそのおにぎりをパクパクと食べてしまった。 『おいしい?ほんと?やったぁ』 トキも大満足らしい。 そりゃあ、私のほうが美味しく作る術は知っているけれど そんなものじゃない、もっと大切なエッセンスが加わった、私には出せない味が出てた。 こうして、二人で手作りのものを美味しいねって食べる、 そんな小さなことが とっても幸せって感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年05月15日 18時14分40秒
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