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カテゴリ:手・肩・頚椎症性脊髄症・首・ひじ
本当は怖い家庭の医学(診察日:12月19日 )
『年末全身総チェック!日本の名医が無料診断! 家庭でできる人間ドックスペシャル』 『整形外科症例~静かに忍び寄る悪魔~』 Y・Jさん(女性)/58歳(発症当時) 専業主婦 ここ数年、編み物に熱中し、カルチャースクールに通って腕を磨いていたY・Jさん。 ある夜、編み物が一段落し、伸びをした次の瞬間、 いつもの肩こりに鈍い痛みを感じました。 肩こりなんていつものことと、気にも留めていなかったY・Jさんですが、 異変はそれだけではなかったのです。 (1)肩こり (2)手のしびれ (3)手先が不器用になる (4)手足に力が入らない <なぜ、肩こりから頚椎症性脊髄症に?> 「頚椎症性脊髄症」 とは、頚椎、つまり首の骨の間にある椎間板が薄く潰れて、 脊髄を圧迫、手足のしびれや歩行障害といった症状が出る病。 最悪の場合、Y・Jさんのように手足が全く動かなくなってしまうこともあります。 国内における潜在的患者数は、およそ10万人。 50代以降の中高年に多く発症し、近年の高齢化とともに、 増加の一途を辿っています。この病の最大の原因、それは加齢。 歳をとると、頭の重量によって首の骨の間にある椎間板が次第に潰れ、 はみ出していきます。実はこの現象は、誰にでも例外なく起きること。 事実、中高年の方のレントゲン写真を見ると、みな多かれ少なかれ、はみ出しているのです。 そして、この病気の恐ろしいところは、Y・Jさんのように何気ない症状が多いため、 往々にして見過ごされてしまうということ。 でもそれこそが最も危険! あの肩こりや手のしびれを感じた時、Y・Jさんの頸椎では、 すでに椎間板が潰れ、脊髄を圧迫し始めていました。 その後も椎間板は着実にはみ出し続け、ついにあの瞬間。 転倒したY・Jさんの首に、強い衝撃が襲いかかり、完全に脊髄が断裂。 その結果、脳から伝わっていた信号は全く届かなくなり、 彼女は手足の自由を奪われてしまったのです。 ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ ご家庭で今すぐできる簡単な検査。恐ろしい病気の可能性をその場で、 たちどころに早期発見して、年内のうちに対処しましょう! < 整形外科 > 頚椎症性脊髄症とは? 頚椎の部分で脊髄が圧迫され、手足の痺れや歩行障害などの症状が出る病気。 年間患者数は約1万人。徐々に増加傾向にある。50代以上の男性に多い。 歳をとると誰でもなる危険性がある。 症状が加齢に伴うものと同じなため、気付きにくい。 転ぶなどのちょっとしたことだけで重症化してしまうことも多い。 「10秒テスト」 (1)椅子に座って、右手をまっすぐ前に出す。 (2)10秒間、手を開いたり閉じたりする。 (3)20回以上出来ればOK。 (4)反対側の手でも同じ事を行う。 頚椎症性脊髄症になると、手を開く神経の途中に障害が生じるため、 グーパー、のパーがしにくくなり、20回以上出来なくなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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