|
カテゴリ:頭痛・後頭神経痛
はなまるマーケット(2007/2/8放送)
とくまる「頭痛の対処法」 続き より ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 知っておこう!頭痛の基本 対処法 <片頭痛の場合> 片頭痛は痛むところを冷やすことが大切。 冷やすことよって神経の刺激が和らぐ。 痛い頭の部分だけに、冷やしたタオルや冷えたペットボトルなどを 直接当てて、血管を縮小させることが大事。 ただし、すぐにやめてしまうと、再び血管が拡張することがあるので、 始めたら30分ぐらいは続けた方がよさそう。 また片頭痛は、光や音に敏感になるので、 静かなくらい部屋で安静にすることが大事。 <緊張型頭痛の対処法> 緊張型頭痛は、温めてあげることが大切。 特に首筋。あるいは肩を温めてあげるとよい。 緊張型頭痛の時は筋肉が凝り固まっている。 それを温めると血流がよくなって、老廃物が洗い流されて頭痛が楽になる。 他にもマッサージや適度な運動もオススメ。 緊張型頭痛の予防体操 「赤べこ体操」 赤べこのように首を振るのが特徴。 自分の頭の重みを使って、後ろにそらしながら息を吸って、 首を下ろすときに息を吐く。無理がない程度繰り返す。 「スットン体操」 両肩を出来るだけ上げて、ストンっと力を抜き落とす。 とにかく肩や首の筋肉を動かして、血行を良くすることがポイント。 これも無理をせず、自分に合わせた回数でOK。 ~頭痛の対処法 ~ 【片頭痛】 ・患部を冷やす ・暗い部屋で安静にする 【緊張型頭痛】 ・首から肩にかけての筋肉を温める ・適度な運動をする ・マッサージ、入浴をする 対処法を間違えるとかえって悪化させる結果になる。 まず自分の頭痛のタイプを知ることが大切。 片頭痛には他にも対処法がある? 痛いときに、耳の穴の1cmぐらい前に、軽く押さえると ドックンドックンしている動脈がある。 ここを軽く圧迫して血流を遮断すると、血管が縮まるので少し痛みが和らぐ。 片頭痛の時 何も薬がないときはこの対処法を・・・ 緊張型頭痛の時は、この対処法は? 緊張型頭痛の場合は、かえって血行を悪くするといけないので、 逆に少しもみほぐしたり、あるいは叩いて、 その後ぱっと血管が広がって血流をよくする。 痛いところを押すのはいいのか? 片頭痛の場合は、押して和らげるというのはいい。 緊張型頭痛の場合も、首筋など押してもかまわない。 痛みが止まらないときは、どうしても市販の頭痛薬を飲んでしまうが? 基本的には月に数回の痛みであれば、 市販の薬で正しく対処されて全然問題ない。 ただし だんだん薬の効果がなくなってきたり、 あるいは使う回数が増えてきた時には、 頭痛専門外来などで自分の頭痛のタイプをもう1度診断してもらうことが大切。 薬は使いすぎると、あまりよくない? 薬はあまり使いすぎると、かえって脳が敏感になって 痛みの回数が増える場合がある。 用法、用量を正しく守って使うことが一番大切なこと。 頭痛専門外来がない場合は、何科に行ったらいいのか? まずはかかりつけの先生によく相談して、 それでも診断が付かなかったり、あるいは治らない場合には、 脳神経外科、もしくは神経内科で 診断をしてもらうことが必要。 ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 今注目の頭痛外来とは? 頭痛専門外来とは、一体どんなことをするのか? (神奈川歯科大学附属横浜クリニック頭痛外来:五十嵐久佳先生) まず患者さんの話をよく聞く。これを問診と言う。 それでほとんど8割以上はこの方の頭痛の原因がわかる。 まずはアンケートに、自分が起きた頭痛の回数や特徴を記入。 それを元に先生が話を聞き、その人の頭痛の原因を探すところから始める。 場合によっては、脳の検査をすることもあるが、 診療の結果は患者さんのなんと半分以上が片頭痛だそうだ。 そんな時は、こんな治療法が用いられる。 トリプタンという薬を処方する。 トリプタンは広がりすぎた脳の血管を元に戻すことと、 血管の周りの炎症を抑えるという作用がある。 そこをターゲットにした薬。 また頭痛が起こる要因は、人それぞれに違うので、 病院で必ず渡すものが「頭痛ダイアリー」 頭痛がいつ、どういう状況で起きたか、痛さの程度など 詳しく記録をつけることで、自分の頭痛を徹底的にチェック。 原因が明らかになるメリットがある。 専門外来の特徴とは? まず頭痛専門の先生がいるということ。 患者さんは「自分はどうして頭が痛くなるのか教えて欲しい」というのが一番。 今の頭痛の正体を知るということと、 適切な治療をしてもらうことができる。 今注目の頭痛外来。実はこんな現状・・・ 最近子どもの片頭痛が増えていて、受診する子どもが多い。 その理由は、やはりストレスや食生活変化など。 子どもの片頭痛は大人と違って短い時間でおさまり、 よく怠けとかあるいは登校拒否の言い訳と済まされていることが非常に多い。 子どもの場合は、自分の症状が判断できず、 さらに大人の理解が無いために、誤解されることが多いのだ。 そのため、頭痛がひどくなってやってくるケースがほとんどだとか。 子どもが頭が痛いと言った時に、仮病だと考えないで、 まずが専門外来に連れて行って正しい診断をしてもらうことが大切。 緊張型頭痛の薬はないのか? 緊張型頭痛の場合は、いわゆる市販の痛み止めで対処されても結構。 あるいは少し筋肉を和らげるような薬を処方する場合もある。 ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 病院に行くときには、事前に自分の症状をしっかりと把握してから 行った方が病院での診察もスムーズなのか? 例えば片頭痛は女性の場合は 月経の前後、あるいは排卵日前後などに頭痛が起こりやすい、 あるいは片頭痛は休みの日に起こりやすい、ホッとしたときに起こりやすい そういったことも必要。 それから頭痛以外の症状があるか。 例えば片頭痛の場合は動くと痛みが強くなったり、 痛いときに光・音・臭いこういったものが非常にイヤに感じる、 それから吐き気がしたり、場合によっては下痢をしたり。 そういった痛み以外の症状が何かあるかどうか。 それから何歳ぐらいから痛みが出てきたのかと・・・ 例えば片頭痛の場合は、どんなに遅くても30歳までには発症する。 50歳、60歳になって急に出てくる片頭痛はまずありえない。 病院へ行く前に 頭痛自己チェックポイント ☆頭のどこが痛むか? ☆いつ痛むか? ☆頭痛以外に症状があるか? 何歳ぐらいから頭痛があったか? ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 視聴者の疑問 頭痛Q&A Q:頭痛にならないように、食事で気をつけることはあるのか? マグネシウムの多い食事を摂るとよい。 マグネシウムは実は脳の血管を安定させる作用がある。 海藻類とか大豆、ごま、それからほうれん草 などには マグネシウムが比較的多く含まれている。 そういうものを心がけて摂ると、比較的片頭痛は起こりにくくなる。 ■楽天『マグネシウム』で検索 Q:長い間頭痛に悩まされているが、頭痛は完治するのか? うまく付き合っていく病気の1つなので 非常に正しい対処=生活改善、それから薬の正しい使い方、 こういったことを守って付き合っていくと、 片頭痛の場合 だいたい40歳の後半から50歳ぐらいで 自然に痛みの回数は減り、気が付いたら痛みはなくなることも。 ところがいったん間違った対処の方法をすると、 ずーっと年をとっても痛みとして感じ取るということになる。 緊張型頭痛の場合は、少しストレスを避けたり 、 痛いときにストレッチしたり、あるいは温かいお風呂に入浴したりで 痛みを和らげて行く方法はいくつかある。 自分の頭痛がまずどういう頭痛なのか、知りましょう。 その頭痛の種類によって対処法が異なります。 たかが頭痛と思わない!これが一番大切です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.18 20:37:19
コメント(0) | コメントを書く
[頭痛・後頭神経痛] カテゴリの最新記事
|