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カテゴリ:膠原病・関節リウマチ・甲状腺・関節症
本当は怖い家庭の医学(診察日:8月21日)より
女性が気をつけるべき病気スペシャル 『本当は怖い抜け毛~黒髪を抜く悪魔~』 S・Kさん(女性)/46歳 自営業 夫婦で下町の洋品店を営むS・Kさんは、誰もが認める商店街のマドンナ。 しかし近頃、自慢の黒髪がやけに抜け落ちるのが気になっていました。 「もう50歳近いんだから仕方ない」と半ば諦めつつも、 毎晩頭皮マッサージを心がけるようになったS・Kさん。 しかし、抜け毛はどんどんひどくなるばかりか、 突然イライラすることが増え、更なる異変も現れました。 (1)抜け毛 (2)髪の毛が細くなる (3)イライラする (4)動悸・発汗 更年期障害だから仕方がないと自分を納得させてしまった (5)首が太くなる 太ったせいだと思い込んだ 円形脱毛症になり、総合病院の皮膚科を受診するが… <なぜ、抜け毛からバセドウ病に?> 「バセドウ病」とは、詳しい原因はわかっていませんが、 首にある甲状腺という臓器に異常が生じ、 新陳代謝を高める甲状腺ホルモンが過剰に分泌。 全身に様々な障害を引き起こす病です。 バセドウ病は、男性よりも圧倒的に女性に多いといわれる病。 20代から40代を中心に、 成人女性の300人に1人は患っているといわれます。 最初にS・Kさんを襲った「抜け毛」は、 何らかの原因で甲状腺の免疫システムに異常が発生し、 甲状腺の中の細胞を異物と間違え攻撃したため、ホルモンが過剰に分泌。 猛烈な勢いで新陳代謝が行なわれた結果、髪の毛は成長するよりも早く、 次々に抜け落ちていってしまったと考えられます。 また「イライラ」「動悸」「発汗」などの異変も、 この「抜け毛」同様、ホルモンの過剰分泌が引き起こしたもの。 しかし厄介なことに、これらの症状は、 加齢や更年期障害によるものとなかなか見分けがつきません。 では、彼女がこの病に気付くチャンスはなかったのでしょうか? 実はその最大のポイントこそ、「首が太くなる」という異変。 これは甲状腺が、大量のホルモンを分泌し、腫れあがったもの。 これこそがバセドウ病最大のサインなのです。 ところが、S・Kさんはそれを肥満のせいと勘違いし、 早期発見のチャンスを逃してしまいます。 そして、甲状腺で起きていた免疫異常が、今度は毛根でも発生。 ついに円形脱毛症を併発してしまったのです。 その後、S・Kさんは、バセドウ病と円形脱毛症の治療を 根気よく続けた結果、1年後には病のコントロールに成功。 以前と同じ様な生活を送れるようになりました。 あなたは最近、急な抜け毛に悩まされてはいませんか? 首が太くなったと感じることはないですか? そして何より、体調の変化を「年のせい」で片付けてはいませんか? 1日100本以内の抜け毛であれば自然な抜け毛と考えられる 甲状腺の病気 1)バセドウ病 甲状腺ホルモンが過剰に出続ける病 2)橋本病 甲状腺ホルモンが出ず全身の新陳代謝が低下する病 冷え性や倦怠感・無気力など様々な症状が出る 3)甲状腺がん 悪性度が高い腫瘍は進行が極めて早い バセドウ病と橋本病は血液検査でチェック 通常の健康診断では調べることの無い 甲状腺ホルモンや甲状腺自己抗体の値を測り バセドウ病と橋本病のどちらの危険性があるか診断した 甲状腺がんはエコー検査によって 甲状腺の状態を直接観察しガン等の異変があるかチェックした スタジオゲストのレッドゾーン患者 のう胞や充実性腫瘤がみつかった のう胞は血や水なので問題ないが将来大きくなり 気道を圧迫する可能性があるので経過観察を… 充実性腫瘤は甲状腺の細胞にできた「しこり」の一種 良性である可能性が高いがまれに悪性の場合もある その場合は少しずつ大きくなってくるので 半年後とにエコー検査を行う等 経過観察が大事。 検査を行うと20人に1人くらいは何らかの腫瘤が見つかることがある 充実性腫瘤で気をつけなかればいけない大きさは? 悪性の場合は1センチ以上なら手術する お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.23 20:41:17
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