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はなまるマーケット(2007/9/3放送)とくまる より
知って安心食品表示の常識・第3弾 食品会社による原材料の偽装、 お菓子メーカーの賞味期限改ざんなどますます気になる食品表示。 はなまるでは過去2回特集があり今回は3回目! 街頭インタビューで「今特に気になる食品表示について」 調査したところ興味深い傾向が見つかりました。 子育て中の奥様は、お子さんに食べさせることもあって、 特に保存料や着色料などの添加物を気にしていました。 <子育て中の奥様が気にする食品表示 > (はなまる調べ・46人回答・複数回答) 1位 添加物・・・46人 2位 原産地・・・44人 3位 塩分・糖分・カロリー・・・38人 4位 消費・賞味期限・・・11人 5位 アレルギー食材・・・8人 一方、子育てを終えた奥様は、 もちろん保存料などの添加物も気になるようでしたが… 子育て中の奥様に比べて、ある傾向が強かったのです。 ご自身の健康が気になるということで、 子育て中の奥様よりも、塩分やカロリーへの関心が高かったのです。 <子育てを終えた奥様が気にする食品表示 > (はなまる調べ・57人回答・複数回答) 1位 塩分・糖分・カロリー・・・48人 2位 添加物・・・39人 3位 原産地・・・28人 4位 消費・賞味期限・・・16人 5位 アレルギー食材・・・10人 (農林水産省 消費・安全局:田中真澄さん) 食品表示は、その食品について大切な情報が書かれています。 安心して生活を送る上で、表示を正しく読むことは、 とても重要なことだといえます。 食品表示の基本常識 まずはおさらいから… 「消費期限と賞味期限」の違い <食品表示の常識> 【消費期限】腐らずに食べられることを保証した期間 (生鮮品・惣菜・調理パン・弁当・生菓子類など) 【賞味期限】おいしく食べられることを保証した期間 (缶詰・清涼飲料水・卵・ハム・ソーセージ・牛乳・冷凍食品など) ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <食品添加物の常識> (食品表示のプロ、食品表示アドバイザーの垣田達哉さん) 添加物表示の基本から… 食品表示を見て、どこが添加物で どれが添加物でないか かわりますか? キーワードは『調味料』 必ず添加物以外の原材料は、最初に表示をされています。 それが終わると添加物の表示ということ。 主に「調味料」という字以降の文字が添加物になります。 また添加物は、内容量の多いものから書かれています。 そもそも添加物、体に悪いというイメージをもたれがちですが… 添加物は、安全試験をきちんとして、国が認可をしているもの。 そういう意味では、安心して食べても問題ないそうだ。 添加物は食品を加工する際に必要なもので、 安全と認められたものばかりが使用されています。 ただ、それでも気になるという方は、 調味料以降の文字がやや少ないものを選ぶとよい。 基本をおさえたところで応用編。 『保存料は使用しておりません』と表記があったら… 確かに裏の表示を見ても、保存料は使われていません。 『保存料』という添加物を使っていないので表記は間違っていません。 しかし、ここに意外な事実が隠されていました。 酸化防止剤と表記があれば… 酸化防止剤とは、保存料に近い役割を果たしている添加物だというもの。 保存料が使われていなくても、保存料以外の近い働きをもつ 添加物が使われている場合もあるのです。 そして、子育て中の奥様は、アレルギーについても注意を払っていました。 「乳」「卵」「小麦」「そば」「落花生」の5品目については、 その使用の有無について表示するする義務があるのですが、 ばら売りの物には、原材料の表示義務がありません。 気になる方は、表示義務のあるパック入りの商品がオススメです。 原材料としてアレルギー物質が使われていなくても、 例えはその工場で、そういった製品を作っている場合、 原材料等は別のところに表示してあることがあります。 同じ設備で「卵」や「小麦」などを使用していると、 微量でも混じる可能性があります。この欄外の表示もチェックしましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <はなまる ねり製品> 原材料名 魚肉、卵白、でん粉、砂糖、食塩、 調味料(アミノ酸等)、着色料(カロチノイド)、香料 保存料(ソルビン酸)、貝Ca ※調味料が目印でそれ以降が添加物。 <同じような意味をもつもの> 「保存料」が使われていなくても⇒酸化防止剤・PH調整剤 「着色料」が使われていなくても⇒発色剤 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『酸化防止剤』とは、酸化を防ぐ。 『PH調整剤』は、酸性度を保つということで、 腐らないようにということで使われること添加物。 『発色剤』これは色を出すということではなくて、 色を保つという意味で使われる添加物。 5品目以外でアレルギーを気にされている方もいますが… 5品目が義務表示で必ず表示しなければいけないが、 例えば、エビとかカニなどもあって、20品目推奨表示ということで、 できるだけ表示をしましょうということになっている。 そういうものが表示してあるものもあるそうだ。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <しってとくまる「進化する食品の情報公開」> お肉や野菜がどこ産でというのは、既に書かれています。 もっといろんなことがわかるようになっている情報公開が進んでいる。 特別栽培農産物という言葉聞いたことありますか? これ今、野菜などに多く見られるようになってきた表示です。 以前は、無農薬・無化学肥料・減農薬などの表示区分があったが、 消費者の方の誤解のないように、 特別栽培農産物という表示に統一されました。 特別栽培農産物には、どこで誰が作ったのか 原産地の情報がはっきり表示されているだけでなく、 それ以外にも農薬や肥料の使用状況までが分かるようになっている。 包装のフィルムに記載スペースがない場合、 必ずホームページのアドレスが書いてあります。 インターネットで確認することができる。 特別栽培農産物はとても安心できるものなんですね。 お肉の情報公開も進んでいます。 国産牛には10桁の個体識別番号というのがあって、 インターネットのホームページでこの番号を入力すれば、 牛の生まれた場所・育った場所の2点がわかるように なっていますが さらに… 生産情報JASマークが付いていれば、さらなる情報を知ることができます。 よく見ると、国産牛肉や豚肉等には、何も付いていないものと、 マークの付いているものがあるそうだ。 生産情報JASマークがあれば、与えられたエサ・薬の情報も知ることができる。 その情報は、第三者がチェックしているので、 より信頼性の高い情報を消費者の方に伝えることができる商品といえる。 生産情報公表JASマーク付お肉には、ホームページアドレスが書いてあります。 個体識別番号を入力すれば、生まれた場所・育った場所の2点以外に、 出荷されるまで何を食べてきたのか、 そして、どんな薬が与えられたのかという情報まで得ることができます。 こちら信頼性が高く、安心ができるというわけなんです。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <勘違いしやすい食品表示> 「甘さ控えめという表示」 甘さ控えめというのは、糖分が少ないというのを意味していない。 甘さに関しては味覚なので、糖分の量とは関係がないので、 多いか少ないか全くわからない。 「甘さ控えめ」という表示には、糖分の量に関しては何の決まりもない。 たくさん砂糖が入っていても、味覚の表現として甘さ控えめということができる。 気になる方は、裏の栄養成分表示で、糖分の量をチェックしましょう。 本当に糖分が少ないもが欲しい場合には、 「低糖」や「無糖」と書かれたものを買うのがベスト。 これらの表示は、100gあるいは、100mlあたりの糖分の量が 確実に少ないということを意味している。 =糖分が少ないもの= 【低糖】⇒100gあたり5g以下、100mlあたり2.5g以下 【無糖】⇒糖類すべてが含まれていない よく見かける、カロリーハーフやカロリー半分といった表示。 これにも意外な真実がある。 カロリー1/2とは、必ずしもカロリーの量がとても少ないということではない。 あくまでも同じ会社が作っている、従来の製品に比べて、 カロリーが1/2ということを示している。 これは相対表示といって、従来の製品と新商品を比べた場合などに使われる表現。 過去の製品のカロリーが高かった場合は、 新商品が1/2と表示してあっても、それなりにカロリーがあるということがある。 カロリーの過剰摂取を気にしているのであれば、 栄養成分表示の成分量を確認することが重要。 カロリーを控えたいという方は、必ず栄養成分表示で、 エネルギーのところの少ないものを選ぶようにして下さい。 「食塩無添加」の表示。 食塩無添加はメーカーが(製造段階で) 食塩を使っていないということを表現しているだけ。 ところが、元々の原材料に塩分が入っている可能性がある。 ですから必ずしも食塩無添加は、塩分がゼロとは限らない。 そこで、入っている塩分の量を確認するには・・・ 栄養表示のナトリウムのところが塩分なので そこを見て確認して選ぶ。 塩分を控えたい方は、ナトリウムの量が少ないものを買うのがオススメ。 =まだまだある!勘違いしやすい食品表示 = 「甘さひかえめ」 甘さに関しては味覚で、糖分の多い少ないとは関係がない。 「カロリー1/2」 カロリーの量が少ないというわけではなく、 同じ会社が作った従来の製品に比べてカロリーが1/2という意味。 「食塩無添加」 メーカーが製造過程で食塩を使っていないという意味で、 必ずしも塩分がゼロという意味ではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.06 20:43:15
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