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2007.10.04
カテゴリ：本当は怖い家庭の医学
本当は怖い家庭の医学（診察日：10月2日）より
私なら治せる！絶望から患者を救う 名医＆芸能人が自ら病を警告！芸能人症例スペシャル 長州小力(35歳）を襲った恐怖の病 2007/7/31の放送の番組で メディカルホラーチェックの検査結果で異常が見つかった。 血液検査の結果、 「これから10年間で心筋梗塞を起こす危険性が高い人」に… いつ心筋梗塞を起こしてもおかしくない危険な状態と診断された。 どんなに丈夫でも血管が詰まってしまえばアウト。 心臓の血管が詰まれば心筋梗塞 頭の血管が詰まれば脳梗塞になってしまう。 先生は事の重大さに気づいていない小力を憂慮。 番組収録終了後、検査結果を持って小力さんの楽屋を訪れた。 先生は患者さんに言うように言いますよと話始めた。 先生のところに来る患者さんでもこれほど悪い人はいない。 このまま行くと危ない。 小力さんはようやく自分のおかれた状況を把握し始めた。 血液検査の結果は 動脈硬化をすすめるＬＤＬコレステロール（悪玉） 正常値１３９以下のところ、小力さんは２０２ 悪玉コレステロールを排除してくれるＨＤＬコレステロール（善玉） 正常値４０以上のところ、小力さんは３８ 糖尿病の目安、血糖値 正常値１０９以下のところ、小力さんは１１２ 動脈硬化の原因のひとつ、中性脂肪 正常値１４９以下のところ、小力さんは３９５ これらの数値から小力さんは 生活習慣病のひとつ「メタボリックシンドローム」だった。 メタボリックシンドロームは腹囲に加えて 血圧、血糖値、中性脂肪、ＨＤＬコレステロールの値で診断 今すぐ食生活と運動不足を改善するように警告。 自分ひとりでは生活改善が心もとない小力さんのために 順天堂医院えりすぐりの専門スタッフを集結。 血液検査の数値を改善する特別プログラムを考案した。 １週間で血液検査結果を改善する「教育入院プロジェクト」 小力さんにあった食事は「１日１４００キロカロリー」と算出。 これは健康な成人男性が１日に必要な食事量 ２６５０キロカロリーの約半分。 さらに小力さんに必要な運動条件も割り出した。 「１日１万歩歩く！」 １万歩歩くことでエネルギー消費量＝約３００キロカロリー さらに有酸素運動はＨＤＬコレステロールを上げるとも言われている。 栄養士の先生は１日３食＝２１食分の献立を考案、レシピ化。 本来は入院して行う医療プログラムを 忙しい小力さんのために自宅で自炊しながらできるようにと考えた。 こうした長州小力に最も適した「食事」と「運動」のプログラムが決定した。 さらにこのプロジェクトでは毎朝採血を行い １日ごとに血液の状態の変化をチェックする。 わずか１週間でどれほどの血液の状態が変化するのか？ １日目の朝食（４７２キロカロリー） ご飯（胚芽米）、小松菜としめじの味噌汁、温泉卵もずくあん わかめとおかかの和え物、フルーツヨーグルト（ブルベリー） ポイント１）ご飯は胚芽米にする ビタミンＥを多く含み悪玉コレステロールを下げるとも言われている ポイント２）簡単に作れる料理 市販の材料だけで作れる手軽さが長く続けられるコツ ポイント３）味噌汁などで野菜をたっぷり使用する 食物繊維を増やし動脈硬化を防止 １日目の昼食（４８０キロカロリー） ご飯（胚芽米）、豚しゃぶ、サワー漬け、すいか ポイント４）食べる順番に気をつける まずは野菜、おかず、ご飯、すいか 食物繊維の多い野菜類から食べると 食後、血糖値の急激な上昇を抑えられる 午後７時 ノルマの１万歩を目指しウォーキング。 その歩調はウォーキングというより散歩をしているようなスローペース。 １時間３０分歩いて８７０６歩。 さらに２０分歩いて１０００３歩。 １万歩⇒１時間５０分（通常は約時間２０分） ２日目の昼食（５２８キロカロリー） サンドイッチ（ライ麦パン）、海藻サラダ、バナナ、低脂肪牛乳 ポイントはライ麦パン パンの中で一番食物繊維を多く含んでいる。 また血糖値を上げにくくする効果があるといわれている。 さらに海藻は食物繊維を豊富に含んでいる。 ３日目の朝食 ご飯（胚芽米）椎茸の網焼き、チキンの香草焼き さやいんげんとにんじんのピーナツ和え、いちじく、低脂肪牛乳 ポイント５）１日３０品目以上の食材を使用すること こうすることで栄養のバランスがとれ理想的な食事内容となる。 ４日目の朝食 チーズサンド（らい麦パン）、カボチャのサラダ キャベツのレモン和え ポイント６）サンドイッチのジャムに秘密 代用甘味料を使ったジャムを使用 小腸内で消化吸収されず血糖値を上昇させにくい。 ポイント７）サラダにアーモンドをちりばめた アーモンドはコレステロールを下げる効果があるという。 １週間後の血液検査の結果は 動脈硬化をすすめるＬＤＬコレステロール（悪玉） 正常値１３９以下：小力さんは２０２⇒２３１ 悪玉コレステロールを排除してくれるＨＤＬコレステロール（善玉） 正常値４０以上：小力さんは３８⇒３５ 糖尿病の目安、血糖値 正常値１０９以下：小力さんは１１２⇒８５ 動脈硬化の原因のひとつ、中性脂肪 正常値１４９以下：小力さんは３９５⇒１００ メタボリックシンドロームからは脱却できた。 ＬＤＬ・ＨＤＬコレステロールは２～３ヶ月続けて 食事制限や運動を行うことで改善できる可能性が高い。 ＬＤＬコレステロールは薬による治療が必要な場合もしばしばある。 外食やお弁当を食べる機会が多くても野菜を意識的に摂ることが大切。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2007.10.04 23:31:04
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