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カテゴリ:手・肩・頚椎症性脊髄症・首・ひじ
はなまるマーケット(2007/10/11放送)とくまる より
「ひじ痛&腱鞘炎」 手が痛い!主婦の方は要注意! 2007年5月22日放送のオープニングで、 岡江さんが「ひじが痛い」とおっしゃっていましたが、 皆さんはそんな経験はありませんか? この時のVTRを昭和大学病院整形外科の平泉裕先生に 見ていただくと、これは主婦の方に多いひじ痛で 家事を多くやる人がなる傾向にあるそうだ。 もう1つは年齢に伴う筋肉の衰えが原因だとか… 特に主婦の方に多い傾向にあるそうだ。 さらに、手首が痛いという主婦の方の声も聞きます。 (慶応義塾大学病院整形外科:池上博泰先生) 手首が痛いという主な原因は、たくさん色々な原因があるが、 多くは腱鞘炎だとか… 腱鞘炎も家事のしすぎなど、 手の指を頻繁に繰り返し使うことで起こる。 はなまるでアンケートを行ったところ、 7割の主婦の方がひじや手首の痛みを感じていました。 手の痛みを感じたことがありますか?(はなまる調べ50人) ・ある(ひじ、手首など) 35人 ・ない 15人 そして、特に気をつけなければいけないのが、 主婦は毎日家事をしなければならないので、 1度 腱鞘炎やひじ痛になってしまうと 最低6ヶ月、長いと1年半~2年くらい痛みが続くことがある。 手術が必要になることもあるので注意が必要だ。 寒くなるこれからの季節は、ひじ痛&腱鞘炎は要注意。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <要注意!2大家事痛 ひじ痛&腱鞘炎> 岡江さん&はなまる主婦に聞いた「ひじ痛はココがつらいよ」 ・ぞうきん絞り ・フライパンを持ったとき ・ペットボトルのフタを開けるとき ・ドアノブを回すとき ・コーヒーカップを持ったとき 家事をしている主婦であれば、だれでもなる可能性がある。 寒くなるとひどくなるのか? 寒くなるとひどくなると言うよりは、 寒くなると皮膚の温度が下がると人間の体が痛みに敏感になる。 だから、より痛めている方の場合は つらいということが起きてくる。 逆に温めると鈍感になるので、少し温めると楽になるということになる。 腱鞘炎やひじ痛で病院の方にくるのは、ほとんど主婦。 「これは休めない!」という主婦ならではの 「毎日家事をしなければいけない!」ということのようだ。 今 ひじ痛でない人も これからなる可能性もあるのか? 毎日繰り返す動作というのがその原因になるのでなっていない人も要注意。 手がサル手というか、やわらかい人に多いというのは本当か? 関節が柔らかいと怪我をしにくいと思っている人も多いかもしれないが、 やはり逆で、結構関節を 傷める。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <「手が痛い」は要注意!家事ひじ痛とは?> そもそもひじ痛とは? 主婦で多いひじ痛というのは、ひじを使いすぎておこる痛みではない。 実は手首を動かしておこるもの。 ひじ痛の原因は、手首を動かす時に使われる筋肉=短橈側手根伸筋が ひじとつながっていて、そこが頻繁に使われると、 ひじの部分が 炎症を起こし痛くなるというわけなのだ。 そこでいつこの筋肉が使われているのか、 はなまる主婦のお宅で実際に家事の様子を見せていただき、 昭和大学病院整形外科:平泉裕先生に、 主婦の家事で特に使っているところをチェックしていただきました。 まずは台所。 フライパンで調理時の注意点。 具材を全部入れた後のフライパンの持ち方。 だんだんフライパンの中身が重くなってくると 利き腕に持ち替えたりするが、ここから手首を返す動きが入ってくる。 非常に負担がかかっている動作。 さらに、洗い物でも注意。 片手で挙げながら洗っている時間が結構長い。 これをずっと続けていると、左の手首に負担がかかる。 ぞうきんの絞り方など次々とチェック… 意外なところに注目したのが、掃除機がけ。 掃除機を長くして使っていると手首に一番重量がかかる。 このままだとひじに負担がかかって痛みが出てくる。 さらに注目したのが洗濯物を干すシーン。 トレーナーは重いので片手で高いところまで持っていくと 支えた方の手に負担がかかる動作。 通常の家事のほとんどの場面で、ひじ痛の原因となる筋肉を使っていた。 主婦は他の仕事もいろんなことをやるため全部が積み重ねで 色んなトラブルが起こってくる。 特にひじに負担が かかって痛みが出るということだ。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <家事ひじ痛!負担が少ない方法とは?> ひじ痛を引き起こす家事の動作を見てきたが、 根本的な治療方法はあるのか? 根本的に治すのであれば、やはり使わないことが一番。 でもそれは主婦には無理な話。 したがって実際の家事の中でちょっとした使い方の 工夫をすることによって痛みを和らげるという方法がある。 =改善策= 「フライパンの持ち方」 フライパンを下から持つようにすると、 ひじの痛みの原因になる筋肉を使わなくてすむ。 あとは柄に何か巻いて太くしたほうが筋肉の効率がよくなる。 「洗いもの」 フライパンなど重いものは浮かさないで、 シンクに落として洗ったほうが絶対に負担がない。 「掃除機のかけ方」 柄を手前に持って引いた方が手首に負担がかからない。 「ぞうきん絞り」 ぞうきんを細くして、手首を内側に曲げる といった動作の方が、筋肉の効率がよい。 「洗濯物」 重いものを干す時には、片手ではなく両手で干すというのが大事。 このあたりを意識すると、痛みも和らぐかもしれない。 それでも痛いという場合は病院に行きましょう! 場合によっては じん帯や筋肉が切れていて痛いということもあるので、 あんまり長く続く、または 痛みが強いという場合は、 一度は病院に行かれたほうがいいとのこと… ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <あなたは大丈夫!?家事ひじ痛> 専門医ではまずはどんな診察をするのか? 「助川クリニック整形外科:助川卓行先生」 ひじの筋肉が炎症を起こしているかどうかをチェックする。 診断方法はまず医者が直接触って診る触診。 それでもわからない場合は、MRI(磁気共鳴画像診断装置) でひじの断面をチェック。 すぐ治るだろうと放って置くのは危険なのだそうだ。 これで本当に「ひじ痛」と診断されたら、 痛みが非常に強くて我慢できない場合は、局所に注射をするときがある。 一般(急性)の場合は、冷すような治療をする。 で、ある程度日常生活に支障がなくなってきたところで、 慢性化してきたと考えて温める。 こちらの病院では、-24度の冷たい空気で局所を冷したり、 痛みがひいてきたら、温めるのと同じ効果がある 電気治療で血行をよくして徐々によくしていくのだそうだ。 ある程度症状が落ち着いたら、ストレッチ。 ストレッチ!たった2つの動作で予防から痛みまで解消。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <家事ひじ痛!ストレッチでもう安心!> ストレッチをすることによって痛みを和らげたり、 筋肉を早く回復させる効果がある。 「ひじ痛予防・緩和ストレッチの手順」 1)ひじを伸ばし、呼吸をしながら手を下に曲げて10~15秒停止。 2)次に手を上に曲げて10~15秒静止。これを左右3~5セット繰り返す。 ※ひじが痛い方は無理をせずに、ひじを曲げて少しずつゆっくり伸ばしていく。 大事なのは、家事を行った後にやること。 スポーツやる方も運動する前は皆さんよく行うが、 終わった後に行う人は少ない。 家事も始める前と終わった後、よくストレッチをする。 そうすると予防にもなるのか? 予防にもなる! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <誰でもなる可能性あり!?腱鞘炎> 腱鞘炎は繰り返す動作でなることが多い。 例えば若い人に多いのはメールの打ちすぎなど… 実際に手首が痛いというはなまる主婦のAさん。 親指からひじのほうにかけて痛いそうですが、いつ頃からなのでしょうか。 Aさんによると 子供が生まれて抱っこをはじめてから。2~3年ちかい。 特に利き手をどうしても使うので同じ作業を続けると特に痛くなる。 Aさんは、抱っこをしている時や長時間パソコンをしている時、 さらに長電話して腕が固定されてしまったときなども痛いのだとか。 ということで、助川先生に実際に診ていただいた。 手首をどうすると特に痛みが強くなるのか? 内側に曲げると。あと同じ姿勢を続けると痛くなるそうだ。 手首のところを押して痛みがあるのか? 少し痛いそうだ。 これは指を動かすことによって 腱が引っ張られて痛みが出るので、腱鞘炎とのこと。 腱鞘炎の原因は主に指の使いすぎ。 では、腱鞘炎になる理由とは? そもそも指には腱と呼ばれるヒモが付いていて、 それが行ったり来たりすることで動く。 この腱は、腱鞘というトンネルの中を通っている。 このため指を使いすぎるとこの腱と腱鞘が腫れて痛くなる、 これが人々を悩ませる 腱鞘炎の正体だった。 実は主婦の中でも、産後の時期や更年期が要注意。 他には、初めてお孫さんができた方や パソコン操作で頻繁に親指を使う方が 腱鞘炎になりやすいと言われている。 では、その治療法は? ひじの痛みと同じで、痛みがあまりに強い場合には注射をする。 また痛みが強い時はできるだけ冷やすようにする。 痛みがある程度和らいで慢性になったら 逆に温める治療をする。 Aさんの場合は慢性的なので、温める温熱治療。 ろうで温めるパラフィンパックを体験。 温めると痛みが和らぐ気がするそうだ。 気になるのが、根本的な治療法。 基本的には使わないというのが一番よいが、 家庭の主婦の場合は使わないというわけにはいきません。 なるべく無理をしないようにして付き合っていくことが大切。 ひじ痛以上に腱鞘炎は安静第一なのだそうだ。 なので基本的には使わないことが一番大切。 ただ…日常生活で同じ姿勢をとり続ける というのは、非常によくないそうだ。 また、痛くならない方法として簡単なストレッチがある。 指を使う前に腕を心臓よりも高く上げて、 グー・パーを軽く10回ぐらいやってから使うと、 「ヒモが行ったりきたりする」= 「腱が行ったりきたりする」 がスムーズになる。 ただこれもやり過ぎるとよくない。 朝起きたらベットの中でやると、むくみがとれるので楽になる。 「腱鞘炎予防・緩和ストレッチの手順 1)手をグー・パーする。これを10回くらい繰り返す。 ※指を使う前にするとよい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.13 19:50:05
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