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カテゴリ:子宮筋腫・更年期障害・子宮がん・女性外来
カラダのキモチ(2007/9/30放送)より
知って安心!誰もが通る『更年期』 ある時期になると人は誰でも カラダに多くの不調をきたすようになります。 それが今回のテーマ『更年期』 男女ともに40代から60代にあたる更年期に入ると 体内の性ホルモンが減少。 そのためホルモンバランスが乱れ 体にさまざまな不調を感じるようになる。 「更年期に感じた体の不調は?」と街頭インタビュー 『仕事に急に行きたくなくなった。』女性 『やたらカラダが暑い』男性 『毛が薄くなったから汗が垂れる』男性 更年期症状は200以上で人それぞれ。 カラダに変化が起こる大切な心がけを教えてくれるのは 自らの更年期症状と向き合いながら 更年期に悩む人々を診療している更年期症状の専門医 長瀞医新クリニック・院長・横山博美 先生 更年期症状は様々な症状があるので 様々な先生を受診しても 結局病名がわからず『不安』に陥りやすい。 「更年期かもしれないという」自覚を持って 早めに対処することが症状を軽くする近道。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 更年期○×クイズ Q、ホルモンを世界で初めて発見したのは日本人である? A、○ 1900年、日本人の高峰譲吉らが発見した 「アドレナリン」が世界最初のホルモン Q、髪の生成に関わるのは女性ホルモン、 ひげの生成に関わるのは男性ホルモンですが では 眉毛は女性ホルモンが影響している? A、× 頭髪以外の体毛は男性ホルモンが関係している 更年期の女性は女性ホルモンが減り 男性ホルモンの割合が多くなるので眉毛は伸びやすくなる。 <性ホルモンの役割> ・筋肉・骨を強化 ・皮脂の分泌促進 ・自律神経の安定 ・記憶力の維持 ・コレステロール抑制 このように性ホルモンは多くの役割を担っている。 そのため更年期には ほてり・のぼせ・発汗・イライラ 尿失禁・乾燥・しびれ・骨粗しょう症・動脈硬化など 様々な症状が段階的に襲ってくる。 更年期のパニック障害 性ホルモンが急低下してさらにストレスが重なっている。 先生の経験 夜中に動悸で目が覚める。 これが初発でだんだんだんだん顔がほてったり足が冷たくなったり このような症状をいろいろ気づくようになった。 生活を見直したり、仕事との付き合い方を工夫するした。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 更年期を明るく乗り切る『横山流 更年期生活術』 先生の日課(1)畑仕事 朝一番の日課は家庭菜園での畑仕事。 このちょっとした運動が更年期の症状を軽くするポイント。 更年期の世代になるといらない時に汗かいて 肝心な時に汗をかかなくなる。 運動したり日常の生活中で汗をかくと汗をかく訓練になる。 先生は他にも犬の散歩などカラダを動かして汗をかくことを実践。 横山流・更年期生活術『カラダを動かし汗をかく』 更年期に乱れがちな自律神経を修正して 冷え・のぼせなどの症状を軽く代謝改善をする。 先生の日課(2)お風呂 畑仕事の後かかせない日課が出勤前のお風呂。 すると先生おもむろにたわしを手に取り 頭や耳をたわしでゴシゴシ顔までも… お風呂場は生活のスイッチを切り替える場所。 仕事から帰ったらすぐにシャワーをするのはオフにする。 朝お風呂に入るのはオンにする。 更年期には気になることがると夜中まで目が覚めて考えてしまう。 すべて引きずってしまう。 ちなみにたわしは3ヶ月くらいは痛くてなくとか… 更年期には「これをやっていれば絶対に大丈夫」という 自分なりの「こだわり」を続けることも大切。 先生にはそれが「たわし」だったわけだ。(笑 横山流・更年期生活術『スイッチを入れる儀式をつくる』 意識的にメリハリをつける生活習慣は 乱れた自律神経に作用して 集中力低下や自信喪失などの解消につながる。 先生の日課(3)昼寝 20分ほど昼寝。 夕方頃更年期の人はすごく疲れてくる。 お昼に15~20分の昼寝をすると カラダに軽いリセットボタンが入る。 横山流・更年期生活術『短い昼寝で疲労感・倦怠感を取り除く』 疲労感は更年期症状を重くする一因。 カラダを完全にオフモードにしない短い昼寝は午後の活力のもと。 先生の夕飯は横山家特製『ネバネバ丼』 納豆にメカブ、とろろの入った先生の大好物。 このメニューにも更年期に欠かせない秘密があった。 ムチンが豊富なネバネバ食品は 性ホルモンの材料『アミノ酸』の吸収をよくする。 横山流・更年期生活術『ネバネバ食品でムチンを摂取』 オクラ・とろろ・山芋・なめこ・もずく <更年期を乗り切る3大ポイント> ・自律神経 更年期には自律神経の調整が難しくなってくる。 ・基礎代謝 運動不足による基礎代謝の低下は冷え・のぼせの原因。 ・ホルモン 性ホルモン生成を助けるネバネバ食品など食生活の工夫も必要。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 更年期を乗り越えた後にも注意が必要なことがある! 「骨粗しょう症」 更年期の後半から骨粗しょう症が増える。 男性ホルモン女性ホルモンが下がった時に起こる。 性ホルモンが減少してくると骨の中のカルシウムが溶け出しやすくなる。 骨粗しょう症の割合は 世界の50歳以上の 女性は3人に1人、男性は5人に1人。 <骨粗しょう症の予防になる!西郷村の健康法> 水戸黄門のテーマ曲に合わせて足踏みをしていたのですが ただ足踏みをしているだけではありませんでした。 足元に「白い物体」が… それは村の特産品「うどん」でした! 西郷村名物「うどん体操」 うどんの上で足踏み 約25分 水戸黄門のテーマ 1曲 約2分半×10セット 骨密度を上げるためには骨に負荷をかける運動が必要。 うどん体操は体重移動がある運動のため 骨に対する負荷が非常に高い。 骨粗しょう症の予防やひざが痛い人の運動に有効。 正常な骨は… 古い骨を壊す細胞と新しく骨を作る細胞のバランスが保たれている。 うんどん体操のポイント(1) 踏み込む動作は骨を造る細胞を活性化させる うんどん体操のポイント(2) うどんの柔らかさはひざ関節への負担を少なくする うんどん体操のポイント(3) 全身の骨や筋肉を鍛える(足踏み以外の工程が) 自宅でやる場合 うどんのかわりに座布団等の上で15分以上踏み込む動作を行えば良い。 ヒザへの負担も少なく、ウォーキングの速歩と同等の運動量がある。 また、骨粗しょう症予防には食生活も大切。 カルシウムの摂取目安量は1日600mg以上。 「カルシウム600mgの目安量」 ・ 桜えび 30g ・ 牛乳 3本(600ml) ・ 小松菜 350g 「カルシウムの吸収を助けるビタミンD、Kを含む食品」 ・ ビタミンD サケ、干し椎茸、卵黄 ・ ビタミンK 納豆、キャベツ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.05 20:19:38
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