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カテゴリ:手・肩・頚椎症性脊髄症・首・ひじ
主治医が見つかる診療所(2008/4/24放送)より
医者オススメ!肩こり解消法スペシャル 7つのマル得テクニック スペシャリストは整形外科「久保医院」院長 久保眞也 医師 肩こりに悩む多くの人が久保医師を頼って訪れる。 患者1人1人に合わせた様々な治療法を施している。 その1つが干渉低周波治療器。 周波数の異なる電気の振動で血行をよくする。 頚椎牽引治療器という患者の首を引っ張る治療法。 マイクロ派治療器という体の芯まで温める治療法。 新陳代謝を促進する。 その他にも患者への生活指導や薬を使って 慢性化しやすい肩こりの根本治療を目指している。 そんな久保医師は 一般の人がやっている 肩こり解消法は問題があるという。 時にはそれがかえって肩こりを悪化させている人もいる。 非常に注意が必要なのだ。 Q、肩がこったときに首を回す。○か?×か? A、× 頭は頚椎で支えられて その頚椎の中には神経が通っている。 首を後ろに反らすことで頚椎の中の神経を圧迫して 手足が痺れがたり 首の関節を痛める可能性もある。 首を回すというのはあまりいい方法ではない。 肩がこっているのはどんな状態なのか? 筋肉の緊張状態。 首の後ろから肩甲骨の周りにかけて 筋肉の緊張状態が続くことで肩こりになる。 ストレッチの効果はただ単に伸ばすのではなく 関節を最大限伸ばすということ。 医師オススメ!7つのマル得テクニック(1) 「お手軽ストレッチ」 1)椅子に座った状態で 左の手のひらを上に向け お尻の下に置いて固定する。(肩が動かないように) 2)あごを引いて(少しうつむき加減) 顔を右に向ける(自分で一番気持ちのよいところまで) 3)右手で左耳の後ろの骨を押さえ 斜め上に引っ張り 5~10秒伸ばす。 左肩は引き下げるともっと筋肉が伸びるので効果アップする。 首の筋肉を伸ばすことと 肩甲骨の周りの筋肉を伸ばすことを同時に行ってる。 ストレッチは息を止めずに行う。 急に力強くやると首を痛めるの要注意。 反対側も同じように行い2~3回繰り返す。 Q、肩を回すのはいいのか?悪いのか? A、肩こりは首だけでなく肩甲骨の周りの筋肉もこってくる。 肩甲骨を動かす運動は非常によい。 医師オススメ!7つのマル得テクニック(2) 腕を回すより効果的な体操 「ひじ丸体操」 両手を肩の上に乗せ ひじで円を描くようにまわす。 ひじの高さを変えて回す事で 背中のこりやすいところに筋肉をほぐせる。 回数を決めずに自分のペースで行う。 医師オススメ!7つのマル得テクニック(3) 「南雲式体操」 肩こりは肩甲骨の周りの筋肉のうっ血。 筋肉痛は筋肉の使いすぎによる充血。 肩こりは筋肉の使わなすぎによるうっ血。 肩甲骨を効率よく動かすことがポイント。 「縦・縦・横・横・丸描いて・ストン(落とす)」 医師オススメ!7つのマル得テクニック(4) 「首の筋力トレーニング法」 右手をおでこにあて 手と頭で5秒間押し合う。 力強くやりすぎたり あごを前に突き出すと 首を痛めるので要注意。 後頭部・左右の側頭部も同じように行う。 毎日2セット行う。 最初は筋肉痛になることもある。 Q、こっている部分を温めるのは○か?×か? A、○ こっている部分を温めることで 神経の興奮を抑えて痛みが取れる。 血管を拡張させ血流もよくなる。 温める時間の目安は15~20分くらい。 カイロの注意点 カイロを長時間貼っていると低温やけどをする場合がある。 熱風は「乾いた熱」、蒸しタオルは「湿った熱」 乾熱の効果よりも 湿熱の効果のほうが痛みに関しては強い。 つまりカイロの乾いた熱よりは 蒸しタオルの湿った熱の方が 鎮静効果は高い。 ■楽天「 花王 めぐリズム 蒸気温熱パワー」で検索 医師オススメ!7つのマル得テクニック(5) 「蒸しタオル保温法」 首の後ろからだけでなく 首の前からも温めると効果的。 血管が肌に近い場所にある首の前も 温めた方がより鎮静効果が得られる。 Q、こっている部分を叩いたり揉んだりするするのは○か?×か? A、○の場合も×の場合もある 気持ちよいと感じるくらいの強さで叩いたり揉んだりするのが大切。 弱い刺激で叩いたり揉んだりするのは筋肉の緊張をほぐしてくれる。 強く叩いたり揉んだりしてしまうと 筋肉にダメージを与え症状は悪化し筋肉は硬くなる。 こっているところを力で解きほぐすイメージを持っている人が多い。 皮膚から触るということ自体 神経には刺激。 神経を触って刺激することは決して揉み解すわけではない。 医師オススメ!7つのマル得テクニック(6) 「超簡単!ヒミツのツボ」落枕のツボ 右手を握って 人差し指と中指のこぶしの間に 左手の親指の第一関節を合わせる。 左手の親指を曲げる。 そのまま右手の甲を 左手の親指の先端でグッと押す。 腕に響くような痛みを感じるところがツボ。 もし痛みがなければその周辺を押してツボを探す。 1回につき5秒間押す。それを5回繰り返す。 肩がこっている方の手のツボを押す。 <肩こりは病気が原因の場合もある> 症状が改善しない方は一度病院で診察を受けましょう! 狭心症・心筋梗塞のとき左肩がやけにこる。 眼精疲労というのは首の後ろの筋肉が非常に疲れる。 目の病気だけでなく慢性中耳炎、 入れ歯があわない噛み合わせが悪いなど 慢性的な疾患がある人は肩こりが多い傾向にある。 心療内科でも肩こりを訴える人は多い。 精神的なストレスが原因。 頑張りすぎの人に非常に肩こりが多い。 医師オススメ!7つのマル得テクニック(7) 「効果抜群!漢方薬」 葛根湯が急性期の肩こりによい。 慢性の肩こりには他にもたくさんの薬がある。 葛根湯は風邪薬で知られているが 急性期の病気には葛根湯が全て効く。 葛根湯は7つの薬が入っている。 1800年以上の歴史があってわかったものなので 「なぜ効くのか?」ということは よく分からない。 たくさんの方が経験した中で コレが急性期の肩こりに効くだろうということ。 ■楽天「葛根湯」で検索 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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