ハピふる!(2008/5/14放送)より
こちらハピふる!婦人科
ギザギザ舌の正体は?
=30代女性のお悩み=
舌の形が変なんです。
歯の形がついてしまったように
ギザギザの形になっているんです。
以前 腸が腫れているから
そういう形になってしまうと聞いたことがあります。
舌の形と腸は関係があるのでしょうか?
ひぐち歯科クリニック院長・樋口先生と生電話
これは「食いしばり」が原因と考えられる。
人は上下の歯を食いしばることにより 重いものを持ち上げたり
スポーツに集中したり 物事に集中したりする。
ストレスや緊張が加わると本来 歯を食いしばらなくてもよい
デスクワークの時に歯を食いしばったり
睡眠中に歯ぎしりをして食いしばってしあたりする。
こういう場合は長期間 歯に舌が強く当たり
舌がギザギザに傷つけられていしまう。
朝起きた時に舌がぴりぴり痛む方は
歯ぎしりしている可能性があるので要注意。
舌と腸は関係はあるのか?
漢方医学の考え方では 舌の状態と消化器官の状態は
密接に関係していると考えられているが
西洋医学の面からはそのメカニズムはわかっていない。
中国医学では「歯痕舌(しこんぜつ)」という
・からだの水分代謝が低下し 舌がむくむために起きる
・胃腸が弱っていることが原因
解決策としては
余分な水分を排泄するために運動をして汗をかく
体を冷やさず下半身を温める
治療方法は何かあるのか?
ひぐち医院の患者さんにすすめている方法は2点
1)歯ぎしり防止のマウスガードを作ってもらう
歯の型が舌について傷ついてしまうのは
主に夜間 就寝している時なので
歯科医院に行って歯形を取ってもらい
自分専用のマウスガードを作ってもらう。
それを装着して寝ることにより舌が傷つくのを防ぐ。
2)ガムを舌の上で転がす
噛んだガムを舌で転がすことにより
上下の歯が自然に噛みあわなくなり
無意識に歯を食いしばることを防ぐ。
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