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カテゴリ:健康
世界一受けたい授業(2008/6/21放送)より
日本は感染大国だった!目には見えないウィルス・細菌の脅威 感染症のエキスパート・中村明子先生 新型インフルエンザが流行した場合 日本では何もやらなければ64万人が死亡するといわれている。 今日本では新しい型の感染症に十分対応ができていない。 新型インフルエンザの場合は1日10万人患者が出ると言われているが 準備されているベット数はわずか1700。 インフルエンザに効果があると言われているタミフルも 5人に1人分のストックしかない。 感染症の専門の医者の数も足りない。 そんな中 国立感染症センターでは インフルエンザの感染を迅速に診断できるキットを開発。 これを使えば鳥インフルエンザも15分で診断できる。 これにより新型インフルエンザの早期発見と拡大防止に役立つ。 今の季節注意が必要な感染症とは? 「食中毒」 健康な成人の場合には下痢をして回復に向かう。 小さな子どもやお年寄りの場合は下痢による脱水症状が非常に怖い。 死に至ることもある。 食中毒の中には嘔吐することがある。 その吐いたものを子どもやお年寄りは のどに詰まらせて窒息でなくなることもある。 食中毒も1つの感染症だということで知っておくことが大事。 問題)家庭の中で最も細菌が多い場所は? 答え)台所 普通はトイレがとっても汚れていると考える人が多いが トイレの便座の細菌の数と台所のシンクの細菌の数を比べると 台所の方が5倍も多い。 したがってシンクの管理が悪いと 菌を作った食事に付着させる、移すということになる。 特に三角コーナーやトラップの所に ヌルヌルぬめりが出てくるが細菌の死骸と考えてよい。 1日の終わりにはシンクをきちっと掃除する、 除菌漂白剤などで洗った後 熱湯をかけると 消毒効果と同時に乾燥を早める。 細菌は湿度を好むので乾燥することがとても大切。 汚れたまな板を一晩放置した場合の細菌の数は? 1個の菌が10万個に増える。 菌がたくさん増えるということは その中に存在する食中毒の菌も一緒に増える。 食中毒につながることがある。 まな板からも食中毒が起きることはある。 魚を使った後のまな板を水で洗ったくらいで 次にお漬物を切るとそのお漬物に菌が移って食中毒を起こす。 問題)食べ物に食中毒菌が増えるとどうなる? 1)ニオイが変わる 2)色が変わる 3)何も変わらない 答え)何も変わらない ニオイが変わったり色が変わるのは腐敗菌という 物を腐らせる菌が増殖したということで 下痢をすることはあるが食中毒とは違う。 今の食中毒は少ない数の菌で病気になる食中毒菌が多い。 なので色もにおいも何も変わらない。 要するに五感に頼るわけにはいなかい。 何も変わらない食中毒菌の対処法とは? 子どもやお年寄りに対する注意は できるだけ加熱したものを食べる。 ただし加熱調理をした後 全部の菌がゼロになるかというと そうではなく生き残っている菌もある。 したがって調理をした後はできるだけ早く食べる。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 2002年中国で発生したSARSウィルス! 短期間で広い範囲に広まり わずか1年で感染者者は8000人以上 700人以上が死亡するという死のウィルス。 ところが日本では1人も感染者はいなかった。 その理由とは 握手をしないということも1つの原因。 もちろんそれだけではないが… 冬に多いノロウィルスの食中毒。 今現在は貝類によるよりも手に一度移ってから 口を通して感染する割合がとても高い。 変わった例としては パソコンのキーボードを触った手で食事をして感染した。 予防は手洗いに尽きるといわれているくらい。 感染を予防する正しての洗い方とは? 初めに流水で汚れを落とす 石鹸をよく泡立てる 手のひらと甲をこすり合わせる 指の間をしっかりと洗う 親指の付け根を丁寧に洗う 爪の先を手のひらの上で輪を描くようにして洗う 手首を洗う 流水で泡を洗い流す しっかりと水気を切る 泡を立てるということは手についている ウィルスや細菌を浮き上がらせて取り除く。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 身近な感染症の恐怖「バイオテロ」 アメリカでは炭そ菌入りの郵便物が送付され5人の命が奪われた。 ハリウッド映画などで描かれている 細菌・ウィルスによる大量殺人やバイオテロは すでに世界的な対策がとられ現実的な恐怖となっている。 バイオテロは日本には全くない状況ではないと考える。 例えばオウム真理教事件があったが あれはサリンということでは立証されたが 先生は実はサティアンに入って調査したところ 炭そ菌やボツリヌス菌をオウム真理教は持っており培養していた。 =バイオテロに使われる細菌= 1)専門家でなくても簡単に培養できる 2)軍事兵器に比べて安い 3)持ち運びしやすく散布しやすい 21世紀の脅威といわれている。 最も世界的に気をつけなければいけないと言われているのが 「天然痘ウィルス」 1977年にソマリアで最後の患者を見つけて WHOは地球上から天然痘患者はなくなった根絶宣言をしたが アメリカとロシアの実験室や研究室の中に存在している。 それが何らかのきっかけでテロ組織の手に渡ると 天然痘に対して予防接種も廃止されているので 免疫を持っていない人がほとんど。 そのような所に天然痘のウィルスがばらまかれると瞬く間に患者が増える。 感染症というのは初期の段階で きちんと診断を受けて対応すれば広がらない。 どういうところの病院に行って診察を受ければよいか どこに行って相談すればいいのか知っておくことが大切。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 2000年以降日本で急増している死に至る恐ろしい感染症がある。 「HIV感染症 エイズ」 あまりニュースになっていないが 報道されないと 自分たちの身近にそういう感染症があることを知らない。 教育の中で二本の場合は 性感染症は秘め事みたいに考えて あまり予防法をきちんと教育ができていない。 またきちんと検査をすればいいのに検査をしないで放置しておく。 感染者数は1000人といわれているが 実際は10倍から100倍くらいの患者がいるだろうと言われている。 HIVに感染している段階では全く症状がないので 感染しているにもかかわらず症状がないために 周りに広げることが一番怖い。 HIVウィルスが人の身体を守る細胞を破壊してしまう。 壊れてしまうからHIVに感染していろんな病気にかかりやすくなる。 HIVに感染させないことが大切。 HIVの特効薬ができており その薬を飲んでいる間は症状は出ない。 しかし感染した場合は薬を飲み続けないといけないので 一生のみ続ける薬の費用も大変なものとなる。 やはり感染をしないことが大切。 ■楽天「HIVセルフチェック」で検索 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.23 22:56:34
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