ハピふる!(2009/9/18放送)より
車酔いがひどい!特に革製シートが…
=お悩み相談=
私は車酔いがひどいです。
革製のシートの車では特にひどくなります。
車酔いは治るものなのでしょうか?
目白大学クリニック院長・先生と生電話
乗り物酔いはどうして起きてしまうのか?
耳の中の内耳と深いかかわりを持っている。
内耳の中には三半規管と耳石器(じせきき))というものがあって
ここによって身体のぐるぐる回る回転運動や直線運動を感じ取っている。
三半規管の中のリンパ液の流れで
自分の動いている方向や速さを感じている。
乗り物酔いは個人でみんな限界を持っている。
それを超えてしまうと酔ってしまう。
目から入ってくる情報
耳から入ってくる情報
筋肉から入ってくる情報
心理的な情報
こういった情報がいっぱい入ってくる。
「前庭小脳」が大脳に揺れやスピードを大げさに伝えてしまうなど
コントロールできなくなると酔ってしまう。
それが消化器官に影響がでれば吐き気をもよおす。
4歳くらいまでは前庭小脳が未熟なので酔わない。
20過ぎて30くらいからダンダンダンダン
前庭小脳の機能が悪くなりまた酔いにくくなる。
相談者は革のシートだと酔いやすいということだが
何か関係はあるのか?
目や耳の刺激以外に心理状態がかなり深く関わっている。
例えばガソリンのニオイ、タバコのニオイ
嫌いだという人は想像しただけでも酔ってしまう。
フラッシュバックしてしまい昔の記憶が蘇り酔ってしまう。
酔いにくくなる方法はあるのか?
大きく分けて2つある。
「乗り物に乗る前」
・十分な睡眠をとって体調を整える
・少量のアルコールを摂る
リラックス効果がある
・事前に生姜を食べる
生姜に含まれるジンゲロールが血流をよくする
「乗っている最中」
・あごを引く
キョロキョロしないで進行方向を見る。
・助手席に乗る
バスであれば揺れの少ないタイヤの上 真ん中より少し前がよい。
・ガムを噛む。するめを噛む。
唾液を出すとよい
普段乗りものに酔わない人でも前の日に徹夜で船に乗れば酔ってしまう。
一番大きな問題は暗示効果。
乗り物酔いする人は乗る前から「酔うかもしれない」などと
乗る前から酔ってしまう人がいる。
「自分は大丈夫なんだ」「乗り物酔いをしない」という自己暗示も大切。
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