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カテゴリ:手・肩・頚椎症性脊髄症・首・ひじ
本当は怖い家庭の医学(診察日:12月9日 )より
肩こり腰痛を招く危険な生活習慣スペシャル 今や日本人の国民的悩みといえる肩こり・腰痛。 その数は両者共に1200万人にも登ると言われている。 これはもう仕方がないこととあきらめているあなた。 実はその原因が普段の生活の何気ない 生活習慣にあることを知っていますか? 例えば 掃除 あなたはどんな姿勢で掃除機をかけていますか? スーパーでの買い物 レジ袋はどのように持っていますか? 読書 本はどんな姿勢で読んでいますか? これらのことを間違ったやり方でずっと続けていると… 恐怖の結末を招き寄せる危険性があるのです。 『本当は怖い首のコキコキ~嘆きの塔~』 H・Tさん(女性)/47歳 書店経営 商店街で小さな書店を営むH・Tさんは、普段から姿勢が悪く 知らず知らずのうちに前のめりの姿勢になってしまうことが多かった。 おかげでいつもひどい肩こりに… そこでいつも首をコキコキと鳴らしてしまうのが癖でした。 彼女の楽しみは読書、いち早く新刊を読めるのが 書店をやっている最高の役得 辛い肩コリを忘れるほど毎晩夜更かし。 そんなある朝、突然指先にピリピリとしたしびれを感じました。 正座をした後のようなしびれです。 ずいぶん寒くなってきたので、こんな日に水仕事をすれば しびれぐらい当然と、特に気にしていなかったところ 数日後 ジーンとしたしびれは腕全体に広がっていました。 寝相が悪くて痺れたことは前にもありました。 今回もすぐに治まると思っていましたが 数日経ってもそれはずっと続いたまま。 特に痛むわけでもなく 日によっては気にならないこともあり放置。 本を整理しようと顔を上げたその時 首から両腕に掛けて鋭い痛みが広がりました。 しばらく休むと痛みが治まりそのままに… 痺れが治らなくなって3ヶ月 マッサージなど試してみましたが 一旦楽にはなるものの痺れが治まることはありませんでした。 突然 指が旨く動かず 小銭が握れなく…さらには顔を上げた瞬間 両腕と両足にこれまでにない痛みを感じすぐに救急車で運ばれました。 (1)指のしびれ (2)腕全体のしびれ (3)首から両腕に鋭い痛みが走る (4)指の動きがぎこちない (5)両腕と両足に激しい痛み 病名 ⇒ 頚椎症性脊髄症 <なぜ、首のコキコキから頚椎症性脊髄症に?> 頚椎とは背骨の一番上、首の骨のこと。 ここで骨と骨のクッションの役割をしているのが椎間板です。 これは歳と共に弾力性を失い、次第にしぼんでいきます。 すると、頚椎はグラグラと不安定になり、骨同士がガタついて擦れ合うように。 その結果、今度は骨やじん帯が椎間板の代わりに 頚椎を支えようと変形していくのです。 この変形を横から見ると、まるでトゲのよう。 この骨棘(こっきょく)が次第に首の神経を圧迫し、 しびれや痛みを引き起こすのが「頚椎症性脊髄症」なのです。 この病の原因は老化。 50代以上の70%の人が、症状は無くとも 骨に何らかの加齢変化が認められると言われています。 では、47歳と比較的若かったH・Tさんは なぜ、この病になってしまったのでしょうか? そこには彼女の日頃の生活習慣が大きく作用していました。 まずは首をコキコキと鳴らすクセ。 これは椎間板に急激な負荷をかけて、椎間板の老化を後押ししてしまうのです。 さらには肩こりの原因でもある、姿勢の悪さ。 姿勢が良い場合、背骨はゆるやかにS字状のカーブを描き、 4~5kgある頭を支えます。 しかし彼女の場合、前屈みでパソコンに向かう生活をずっと続けたことで、 首の骨が本来の位置より後ろに反ってしまい、 首全体に大きな負荷をかけていたのです。 さらにうつぶせになって本を読むという姿勢も、 椎間板に大きな負担となっていました。 これらを長年し続けたことで、椎間板の老化を早めてしまったのです。 その結果、首の骨は不安定になり、ついには骨にトゲができてしまいました。 しかし症状が指先や腕のしびれ程度だったため、 首のコキコキも姿勢の悪さも正すことはありませんでした。 そしてついには・・・急に首を上げたあの時、 トゲの圧迫でギリギリの状態だった神経が押しつぶされてしまったのです。 すぐさま緊急手術を行い、腕のしびれこそ残ってしまったものの、 重篤な麻痺などの後遺症はなんとか回避することができました。 老化による骨や椎間板の変性は、誰しも避けることはできません。 だからこそ、どんな生活習慣が椎間板の老化を早めるのかを理解し、 改善することが重要なのです。 あなたは最近 指先や腕がしびれることはありませんか? 無理な姿勢でパソコンや読書をしていませんか? そして肩がこったからといって コキコキ鳴らしてはいませんか? 今回のホラーチェックは 首・背中・腰の状態をMRI検査で調査 首がレッドゾーンだったゲスト患者の場合 考えられる原因は ・マイクロバスが横転しその衝撃で… ・頭が大きく首に負担がかかる ・撮影で無理な姿勢をとる ・水着のホルターネックが負担に… 病院で骨をコキコキしてもらうのは? 専門の医師が注意深く行う分には問題ない。 ヘルニアは1度のきっかけでなるもの? 1度のキッカケでなる場合もあるし 徐々になる場合もある。 椎間板は食事で元に戻る? 1度変性した椎間板は元にはもどらない。 今後はどうしたらよいのか? 筋肉をつけると首や腰の負担が減る。 椎間板が変性し神経を圧迫していたとしても その周りの筋肉を鍛えることでこれ以上の悪化を防ぎ 症状の軽減の可能性もある。 また椎間板が正常で症状がない場合でも 筋肉を鍛えると椎間板の変性の予防になる。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.14 20:25:11
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