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カテゴリ:病院・健康診断・主治医・薬
本当は怖い家庭の医学(診察日:3月17日 )より
医療費徹底節約スペシャル「意外に知らない医療費の節約法」 病がもたらす本当の恐ろしさ あなたはご存知ですか? 病は健康を損ねるだけではありません。 日々の暮らしにある重大な問題を発生させるのです。 それは「医療費」 事実 総務省の調べによると… 世帯主が20歳代の年間医療費は3割負担で7万7千円 そして年齢が高くなるにつれ負担は上がり続け 30歳代 7万5千円 40歳代 7万9千円 50歳代 8万3千円 60歳代になると13万円にまで達します。 さらにちょっと油断して大きな病気になると 一生涯にかかる医療費は経済的に大きな負担となり あなたの人生に計り知れない大気な影響を及ぼすのです。 そこで今回は意外に知らない医療費の節約法を大公開! 同じ治療なのに病院によって金額が違う? 同じ薬なのに薬局によって金額が違う? さらに病院の初診料が安くなる節約法もご紹介。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 医療費は生涯を通すと大変な金額になります。 生涯にかかる医療費を知り 病の早期発見に努めることが大切。 ホラーチェック「生涯医療費チェック」 血液検査で3つの危険因子を調べた。 生死にかかわる生活習慣の3大危険因子 ・高血圧症 ・脂質異常症 ・高血糖 この3つの状態は今後生涯にわたって 薬による治療が必要になる可能性が高い。 3大危険因子に1つでも該当すれば即レッドゾーン。 レッドーゾーンになった場合 生涯どれだけ医療費がかかるのか? 今から80歳までの生涯医療費を算出する。 ただし 年齢と所得によって自己負担は1割~3割となる。 69歳のWさんの場合の80歳までの生涯医療費 「高血圧症」「高血糖」×11年 =278万5090円 60歳のYさんの場合の80歳までの生涯医療費 「高血圧症」「脂質異常症」「高血糖」×20年 =751万8600円 48歳のYさんの場合の80歳までの生涯医療費 「脂質異常症」×32年 =392万7680円 これらの金額はかかった場合の必要最低限の金額です。 血液検査の結果からレッドゾーンの方は今すぐ治療を始める必要がある。 医療費の内訳 1)診察料 2)検査料 3)大部分は薬代 ちなみに自己負担分以外は 基本的に私たちが支払う保険料(税金)です! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「糖尿病」とは、血糖値を調整するインスリンの働きが悪くなり、 ブドウ糖がうまく代謝されず、血液中に溢れてしまう病。 (1)目の前が赤くなる (2)ろれつが回らない 主な原因は肥満・運動不足・ストレスなど生活習慣。 糖尿病は完治が難しく一生付き合わなければならない病の1つ。 そのため医療費もかなりの額になる。 例えば…46歳から治療を行ったら まずは食事・運動療法から始め 5年後の51歳で血糖降下薬を服用 67歳でインスリン治療を始めると想定され 70歳までの医療費はおよそ411万円。 (年齢と所得に合わせて自己負担額は1~3割) これはあくまで平均的なケース。 『糖尿病患者・Sさんの恐怖の医療費 ~あることがきっかけで医療費が何十倍に~』 S・Aさん(男性)/46歳 サラリーマン 健康診断で空腹時の血糖値がボーダーラインを わずかに超え、糖尿病と診断されたS・Aさん。 医師から3ヵ月で3kgの減量を言い渡された彼は、 薬を使わない食事・運動療法を始めたものの、運動はサボりがち… ひと月もすると完全に元の食生活に戻っていました。 その2ヵ月後の検査で、血糖値がさらに上昇していることがわかり、 血糖降下剤が手放せない身体になってしまいます。 しかしS・Aさんは、食事・運動療法を怠けたことで、 通常は糖尿病と診断されてから5年後に 血液中の糖分を下げる薬の治療が始まるところが、 診断後わずか3ヵ月で血糖降下薬を飲まなければならなくなったのです。 すると…1回の医療費が 食事・運動療法の治療代=6330円 + 血糖降下薬代=1万5330円 =2万1660円に増えてしまいました。 さすがにいい加減ではいられなくなり1日2回薬を飲むようになった。 真面目に取り組んだ甲斐があって血糖値は下がっていた。 医師からは糖尿は治るわけではないので 薬をきちんと飲み続けるようにと言われたが… 糖尿病の薬を飲み始めて3ヵ月後 通勤時に薬を忘れたことに気がつきます。 朝は飲んだので1回くらいいいかと 薬も決められた通りに服用せず、 病院に行くのもサボりがちになります。 1ヵ月半ごとの通院が半年に一度になっていった。 そして7年後、53歳で「高血圧症」と「脂質異常症」と宣告され、 新たに高血圧の薬、脂質異常症の薬を飲まなければならなくなってしまった。 これが糖尿病の恐ろしさ! 糖尿病が長年続くと血糖値の高い血流が血管にダメージを与え 動脈硬化が進み高血圧症や脂質異常など様々な合併症を招く。 すると…1回の医療費が これまでの治療費=2万1660円 + 高血圧・脂質異常症の治療費=1万7100円 =3万8760円に増えてしまいました。 ここに至っても以前からのサボリ癖が抜けず、 ついうっかりの薬の飲み忘れが続きます。 4年後には、突然目の前が真っ赤に… それは糖尿病の合併症である「糖尿病性網膜症」 目の異常な血管を取り除く レーザー治療が必要になりました。 その額、なんと1回20万円。 しかも数年おきに治療を繰り返さなければなりません。 究極の事態に、ようやく病の恐ろしさを自覚し、 医師の指示通りの毎日を送りますが、 一度ボロボロになった血管は、もう元に戻ることはありません。 3年後、60歳で定年退職し、第2の人生をスタートさせたものの、 もはや血糖降下薬では血糖値がコントロールできず、 1日2回のインスリン注射が必要になります。 すると…1回の医療費が これまでの治療費=3万8760円 + インスリン治療費=1万2245円 =5万1005円に増えてしまいました。 そして5年後、朝から頭痛がしていたところ突然ろれつが回らなく… 脳梗塞で倒れ、2ヵ月半入院したS・Aさん。 この間の費用だけで270万円もかかってしまいました。 さらに言語障害に加え、半身不随となり、 5年ものリハビリ生活を余儀なくされたのです。 こうして彼の医療費は、リハビリ代や血栓予防薬などが加わります。 すると…1回の治療費が これまでの治療費=5万1005円 + リハビリ代、血栓予防薬など= 8万5280円 =13万6285円に増えてしまいました。 リハビリ生活を続けても、血管のダメージは もはや修復不能なところまで悪化していました。 そしてS・Aさんは、再び脳梗塞の発作を起こし、 70歳でこの世を去ってしまったのです。 S・Aさんの生涯医療費の総額は、なんと1499万7514円。 きちんと治療をしていれば 70歳の時点では411万640円で済んだはず。 この大きな差を生んだ原因は、治療の怠慢さにありました。 食事・運動療法をサボったことで、薬の使用が早まったことが一つ。 さらに、薬の飲み忘れや、半年も病院に行かないという 通院の中断を何度もしてしまったこと。 結果、高血圧症や脂質異常症、脳梗塞などの合併症を引き起こし、 多大な医療費を生み出す原因となってしまったのです。 富山大学付属病院長・小林正先生の調査によると、 早期治療に努めなかった糖尿病患者の生涯医療費は、 5000万円を超えることがわかっています。 現在、糖尿病の患者さんは全国で約890万人。 そのうち、治療中の人は約445万人にすぎません。 つまり、残りの半数は、未治療や治療を 途中でやめてしまった人たちと言われているのです。 糖尿病の医療費で5千万円以上かかるケースとは? 糖尿病が進行すると腎臓の機能が衰えることがある。 人工透析が必要になると月に35万円~100万円ほどかかる。 あなたは薬を飲み忘れることはありませんか? つい 飲まなくても大丈夫と 思ってしまうことはありませんか? そして何より 症状がないからと 治療を中断していませんか? 続きはまた明日!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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