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カテゴリ:頭痛・後頭神経痛
本当は怖い家庭の医学(診察日:5月26日 )より
あなたの知らない最新頭痛改善スペシャル 日本人の4人に1人 約3千万人が悩んでいる頭痛 にもかかわらず 頭痛患者の7割が病院を受診せず 自己流の対処法で頭痛を我慢していると言う しかしそこには大きな落とし穴がある 頭痛と言っても実は様々なタイプがある 自分のタイプをきちんと知らずに自己流の対処法を 続けていると頭痛が慢性化してしまい 昼夜を問わず様々な症状に苦しむようになってしまう ホラーチェック すぐに治療が必要か危険な頭痛をチェック 頭痛には大きく分けて2つのタイプがある 1)脳の検査をしても異常が発見できない一次性頭痛 2)脳の検査を行うと脳腫瘍・脳梗塞など 生死にかかわる病がみつかり それが原因で頭痛が起こる二次性頭痛 頭痛を正しく治療するには まずこの2つの頭痛タイプののうち どちらなのかをきちんと見極めることが大切 もし命の危険がある二次性頭痛の場合は速やかな治療が必要 そこでお今回のホラーチェックはMRI検査 脳の状態をMRIで詳細に調べ 頭痛の原因が 脳の異常によるものかどうか調べた ゲスト患者には該当者なし しかし ゲスト患者は頭痛歴があるわけで その対処法を間違ってしまうと大変なことになってしまう ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 『本当は怖い間違った頭痛の対処法~E・Mさんの場合~』 E・Mさん(女性)/40歳 主婦 E・Mさんは、中学生の頃からの「頭痛持ち」 肩がこると、後頭部にかけて締め付けられるような鈍い痛みに悩まされ、 マッサージや温かいお風呂にゆったり浸かることで痛みを和らげていました。 そんな彼女の頭痛が微妙に変わってきたのは、8年前(32歳のとき) 子育ても一段落し、パート勤めを始めたころ、後頭部が鈍く痛む頭痛や、 右のこめかみにズキズキと脈打つ鋭い痛みに悩まされるようになりました。 今回はマッサージやお風呂では治まらず、痛みはひどくなるばかり。 その頭痛 翌日になると治まるものの痛みはひどくなるばかり マッサージもだめお風呂もだめ 今までの対処法は全く効かない。 途方にくれた彼女は磁気ネックレスや磁気ブレスレットをつけたり 頭痛や肩こりがよくなる枕を試したりと思いつく限りの頭痛対策を試みた。 しかし どれも目立った効果はなく頭痛の頻度が増え痛む範囲も広がった。 悩める日々を送る2年 近所の内科を受診するが 一般的な頭痛と診断した医師は痛み止めの薬を処方してくれた。 しかし痛みが起きてすぐに飲めば効くものの 飲めない時間だったり常備していなかったりで 我慢するとドンドン痛みがひどくなって それから飲むと全く効かない。 こうして病は悪化の一途をたどった。 そしてついには月の半分以上頭が全体がズキズキと脈打つ 猛烈な頭痛が続くようになり 絶望の淵に立たされてしまった。 今から2年前 頭痛外来を紹介するテレビ番組をみて受診することに… 問診票で痛みの頻度や度合い 痛み方 家族暦など17項目を記入。 先生は頭痛の起こる場所に注目した。 後頭部と頭の片側の2ヶ所があり ある病名が思い浮かんだ。 1)後頭部に重く鈍い痛み 2)こめかみにズキズキと脈打つ痛み 3)一度治まるも、2週間後、再びこめかみにズキズキとした痛み 4)1ヵ月の半分以上、激しい頭痛 病名 ⇒ 片頭痛および緊張型頭痛 彼女は2つの異なるタイプの頭痛を併せ持っていた。 <なぜ、E・Mさんは片頭痛および緊張型頭痛に?> そもそも「頭痛」とは、大きく3つのタイプに分けられます。 まずは、日本人に最も多い「緊張型頭痛」 肩や首の“こり”によって血管が収縮。 痛み物質が放出され三叉神経を刺激することで、 鈍い痛みが長期間続くというものです。 2つ目が、女性の5人に1人が悩まされているといわれる「片頭痛」 緊張型とは反対に、脳の血管が拡張し、 周りの神経を刺激することで起きる頭痛です。 通常、頭の片側がズキンズキンと脈打つように激しく痛みます。 最後が、1000人に1人と比較的まれな「群発頭痛」で、 目の裏側を通る血管が拡張することで痛みが出るといわれています。 そして厄介なのが、これら3つのうち、2つをあわせ持つ「複合型頭痛」 中でも最近の研究で近年急増していると考えられているのが、 片頭痛と緊張型頭痛をあわせ持つ「片頭痛および緊張型頭痛」なのです。 E・Mさんの頭痛は、血管の収縮と拡張という まったく逆のメカニズムによって起きる痛みが混在していたのです。 彼女がしばしば感じていた肩こりからくる後頭部の痛みは、 緊張型頭痛が出ていた時の症状。 だからこそマッサージや入浴でこりを解消すれば、 血流が良くなり痛みはなくなりました。 一方、30歳を過ぎて新たに加わった、 こめかみにズキズキと脈打つような痛みは片頭痛が出た時。 そうとも知らず、E・Mさんは、 マッサージやお風呂など今までのやり方で、これに対処。 その結果、血流が良くなり血管がさらに拡張し、痛みが増してしまいました。 自分に現れている頭痛のタイプを知らなかったために、 間違った対処法を行い、逆に悪化させてしまったのです。 でもなぜ彼女は、緊張型頭痛だけでなく 片頭痛まで発症してしまったのでしょうか? 原因として考えられるのは、 長年の頭痛持ちであることに加え、大きなストレスがかかったこと。 家事とパートを両立させるうち、次第にストレスを蓄積。 その結果、緊張型頭痛に加え、片頭痛も発症してしまったと考えられます。 さらに対処法も誤った結果、ひと月の半分以上も 激しい頭痛が続くようになってしまったのです。 頭痛外来で治療を始めて、およそ2年。 今ではE・Mさんの頭痛は、その頻度も強さも劇的に改善されています。 あなたは頭痛持ちでもはありませんか? 昔と痛み方が違ってきてはいませんか? 自分の頭痛がどのタイプなのか分かっていますか? 続きは明日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.28 20:14:08
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