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カテゴリ:病院・健康診断・主治医・薬
カラダのキモチ(2009/7/26放送)より
あなたの健康を一番良く知るものそれは「血液」 身近な健康診断でも血液検査をすれば 実に30項目もの健康情報がわかります。 秘密は血液を構成すメンバーの体内での役割に隠されています。 カラダのすみずみまで酸素を運ぶ「赤血球」 病原体やウイルスから体を守る「白血球」 破れた血管を止血する「血小板」 栄養やホルモンの運搬から老廃物の排出までを担う液体成分「血漿」 彼らが地球2週半もの長さにおよぶ全身の血管を休むことなく巡っている。 つまりからだの機能をつかさどる血液には 全身を巡っていた情報が詰まっており 健康管理の重要なバロメーターになる。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 今回は献血ルームから… カラダを巡る赤いランナー!血液でつなぐ命のリレー 献血というと献血バスを見たことがある人もいるでしょうが 献血ルームというものもあります。 最近の献血ルームはすごいことになっているんです。 42歳にして初めての献血に向かったレポーターの深沢さん。 みんなでやれば怖くないということで 同じく献血未経験の3人が参加することになった。 新宿東口献血ルームは日本でもっとも大きな献血ルームの1つ。 サロンのようになっている。 1日に200人もの人が訪れるこちらでは 献血を終えた方のためのケア設備が充実。 ドリンクやアイスクリーム、お菓子が用意され ゆっくりリラックスすることができる。 他にもこんな驚きの献血ルームがある。 ハチ公前献血ルームは最新でまるでカフェ。 スペースも広く窓からは渋谷の町並みを一望できる。 献血ルーム吉祥寺タキオンにはキッズルームがあるので お子様がいる方でも安心です。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 驚きの献血事情! いよいよ献血に挑戦! まずは受付で確認事項のチェック 3日以内に歯科治療を受けたか? お薬は飲んでいないか? 4週間以内に海外から戻ってきたり 過去にイギリスに行ったことは? 1980年から1996年に1泊でも滞在していると献血はできない。 ここで深沢さんは献血を断られてしまった。 やる気だけでは献血は出来ない。 献血は安全な血液を供給することが第一。 過去の病気や海外渡航歴 最近ピアスや刺青をしたか など14項目の問診をパスしないと献血できない。 正確な健康状態を把握するために医師の問診や血圧測定も行う。 問診を終えた男性が血圧の下が110以上だと危険ということで 献血に来て生活習慣を直せということになってしまった。 問診をクリアすると次は血液検査。 貧血の心配がないか 血液中の成分の量を測定。 最後に血液型の仮判定を行う。 すべての検査をクリアできた2人だけが献血に望んだ。 採血にはすべての成分を採取する200ミリリットル 400ミリリットルの全血献血は約15分。 成分献血は40~90分程度かかる。 採血の間はテレビを見ながらリラックス。 採血後は立ちくらみなどを防ぐため水分を補給して十分な休憩を取る。 血液で集められた血液は医療現場で使用されるため その日のうちに血液センターへ。 輸血を待つ患者さんのために厳正に検査され 24時間対応できるように準備されている。 水分を摂ったとはいえ失われた血液はどのように補われるのか? 赤血球・白血球・血小板は骨髄で造られる。 なくなった分は新しい血液を造ることになるから 体の中に新しい血液が入ってくる。 献血を受けた方には希望すれば貧血や糖尿病の 血液検査結果を後日もらうことができる。 ちょっといいことをして自分の健康もわかる 献血いかがですか? 献血ができた女性二人の感想は 怖いということもなく 痛いということもなく リラックスできた。 献血ルームのサービスとして 献血した方に 手相占い、毛髪チェック、ネイルアートなど イベントをやっているお部屋もあるそうだ。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 献血は狭き門・・・ すべての人が献血できるとは限らない。 全血献血(血液の全ての成分を採血する) 400ミリリットル 18~69歳 200ミリリットル 16~69歳 体重 男女とも50キログラム以上 成分献血(血小板や血漿のみ採血する) 血小板 18~54歳 血漿 18~69歳 体重 男性 45キログラム以上 女性 40キログラム以上 成分献血は血小板、血漿以外の成分を体に戻すために時間がかかる。 献血の間隔 成分献血 2週間後から 200ミリリットル献血 4週間後から 400ミリリットル献血 8~16週間後から 血液が骨髄で造られて十分な量が回復するまでの時間。 渡航歴の重要性 年代によってその地域ならではの病気が流行している。 そこへ行ったからといって感染しているわけではない。 少しでもリスクを軽減するために遠慮してもらう。 高血圧の人は採血時の緊張でさらに血圧が上がる危険性がある。 歯科治療や歯石除去を受けた場合 一時的に雑菌が血液中に入ることがある。 ピアスをあけた箇所が出血している場合は雑菌が入ることがある。 常に献血を呼びかけているイメージがあるが 血液は常に足りないのか? 血液の寿命は非常に短いもの。 常に補充しておかないといけない。 血液は生きた細胞なので採血後は長期間保存することができない。 血漿は1年保存できるが 赤血球は21日 血小板は4日しかもたない。 最近 若い人の献血が減っている。 献血に行ったことのない人は遠く感じる。 献血に普段行っている人はどんなことを考えているのか? 人はなぜ献血をするのか? 「アイスも食べられるし 飲み物も飲める。 思ったよりも痛くなかった。」 「リラックスできる 気分転換」 「ある意味 趣味」 「社会貢献。」この方は437回献血している。 「家族が輸血をして その恩返し」という人も多いそうだ。 しかし 実は… 輸血をした人は献血はできない。 献血で集められた血液は年間約100万人に患者さんの輸血に役立っている。 事故で使われていると思うかもしれないがそういう方は3% 大多数は 将来誰もがわずらう可能性がある ガンや心臓病、様々な生活習慣などの手術で使われている。 肝臓病の手術だと1リットルから2リットルくらい使うこともある。 大動脈瘤の手術だと2リットル以上使うことがある。 献血できるのは健康な人の特権でもある。 自分の健康にも気をつけながらこれを機会に 「してみよう」と思っていただければ幸い… 献血についてもっと知りたい方は 日本赤十字社のホームページをご覧ください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.31 20:10:12
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