本当は怖い家庭の医学(診察日:2009年8月11日 )より
家庭でできる!病気にならない旬レシピSP
8月第5週の旬の食材は「カツオ」
8月下旬以降に水揚げされる戻りガツオは栄養価が高い。
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戻りガツオは初ガツオと違って脂肪分が約12倍多い。
そのために脂肪成分であるDHA・EPAも増えている。
DHA・EPAは血液の粘度を下げる。
つまり濃縮型血液を予防する成分。
DHAは狭心症・心筋梗塞などの冠動脈疾患の死亡率を低下。
EPAは心臓発作・脳卒中などの冠動脈障害リスクを低減。
なぜ戻りガツオのDHA・EPAが増える?
毎年3月 黒潮に乗って現れ餌を求めて北へ移動する。
日本近海には餌のイワシ類がたくさんいるのでイワシを食べに来る。
秋に近づけば近づくほど餌を豊富にいっぱい食べて太って脂をためる。
脂が乗ったカツオは産卵のために南下を始める。
これが戻りガツオ。
こうした生態があるからこそDHA・EPAが豊富になる。
過熱した場合 カツオの栄養素に変化はあるのか?
カツオは加熱調理しても脂の損失が少ないので
十分DHA・EPAを摂ることができる。
カツオは血合いの部分も自然に食べれる魚のひとつ。
鉄分やビタミンB群が豊富なので
そのまま食べるように工夫すると良い。
血合いはたんぱく質の一種。
ヘモグロビンが多い筋肉の部分。
特に鉄分が豊富に含まれている。
しかし生臭さの原因になるため工夫が必要。
DHA・EPAで冠動脈疾患の予防を目指すカツオの旬レシピ
1)カツオのDHA・EPAが加熱しても失われにくい。
2)血合いも一緒に食べる
カリスマ料理研究家・奥薗壽子先生
・カツオのたたき玉ねぎドレッシング
・かつおと豆腐の丼
・ツナとゴーヤのサラダ