|
カテゴリ:手・肩・頚椎症性脊髄症・首・ひじ
はなまるマーケット(2009/11/10放送)より
首・肩・腰の頑固な痛み!慢性痛をあきらめない 痛みの強さ場所に関係なく半年以上続くと「慢性痛」という。 寒くなってくると慢性痛は強くなってくることが多い。 慢性痛を解消するキーワード「ペインクリニック」 ここにしつこい慢性痛を取り除く治療法があった。 順天堂大学医学部付属・練馬病院・麻酔科ペインクリニック 首と肩に慢性痛を持っている42歳の主婦Aさんと 腰が慢性痛の32歳の主婦Bさんがペインクリニックを受診した。 ペインクリニック=痛みの診療所 様々な痛みを楽にする治療を行う。 頭から手足まで 体の部位に関係なく 基本的に全ての痛みを扱う専門分野。 今や全国的に開設され 患者さんも増えている注目の存在。 奥様に多い慢性痛の原因は? パソコンで長時間同じ姿勢で使用しているというAさん。 寝返りができず同じ姿勢のまま寝ているというBさん。 奥様たちの慢性通の多くは筋肉の痛みが原因。 筋肉の痛みを引き起こすのは同じ姿勢・姿勢の悪さなど。 慢性痛のメカニズムとは? 同じ姿勢や悪い姿勢を続けていると 筋肉は緊張状態になる すると血管の収縮、血流障害となり それが脳に伝わり痛みを感じ取る 脳が痛みを感じると再び血流が悪くなり 筋肉の緊張へとつながり 慢性的な痛みを繰り返すこととなる 慢性痛=痛みの悪循環 これから寒くなることで 緊張状態や血管障害が引き起こされ痛みの悪循環を加速させていく。 ペインクリニックは整形外科とはどう違うの? 似ているところもあるがより痛みを専門的にみている。 治療形態に神経ブロックを主にやっている。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ペインクリニックでの診療 「どこに痛みがあるのか?」聞く 「どこが痛いのか?」触って見つける 痛みの目安になるものがトリガーポイント 筋肉が硬く「コリ」のある場所のこと トリガーポイント⇒慢性痛の原因の1つ 筋肉が硬く“コリ”のある場所 トリガーポイントの位置は人によって異なるが 目安として肩甲骨に沿った部分にたくさん見つかる。 さらに背中から腰に向かった背骨の両側や お尻のふくらみの下にも多く見られる。 トリーガポイントを見つけて治療⇒慢性痛の改善に効果的 どんな治療なのか? 赤外線照射による光線療法 トリガーポイントを温める 筋肉のコリ「トリガーポイント」に機械を当て ピンポイントで温めることで血流をよくし 痛みを和らげていくという治療法。 しかしペインクリックにくる慢性痛の患者さんの中には トリガーポイントを温めても痛みが楽にならない患者さんが多い。 その時は「神経ブロック療法(注射)」 慢性的な肩こりで神経ブロックで治療を受けている女性。 トリガーポイントに局所麻酔薬を注入。 周りの血流がよくなって痛みが楽になる。 つまり 痛みの悪循環が 神経ブロックの注射によって遮断され 痛みを改善させていく。 実際に治療を受けた女性によると 注射をした直後は痛いが すごく効いてきて痛みが楽になるそうだ。 神経ブロックの注射にはいろいろな種類がある。 トリガーポイントブロックもあれば 腰が痛ければ腰に注射 症状が強い場合には首のあたりに注射する神経ブロックもある。 注射の効果はどのくらい続くの? 使っている薬は一時的なもので数時間しか効かない。 ところがそれをやることによって 2日よかった3日よかった あるいは1週間よかった あるいはやる前よりも軽減している 繰り返して行っていくほうが効果的。 気になる費用は? 保険診療になる。 トリーポイントブロックならば300円くらい。 腰の注射ならば2700円くらい。 首の注射ならば1000円くらい。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 血流をよくすることが大切 ・温めること ・ストレッチ 慢性痛の治療で評判の病院があった 静岡県駿東郡清水町にある清泉クリニック整形外科 慢性痛の治療は体を動かすこと 定期的に「予防セミナー」も開催 病院で患者さんが行っている慢性痛改善の運動とは? 運動その1 椅子に座ってバランスをとりながらカラダを動かす運動 慢性痛の改善は軽い簡単な運動でオーケー 家庭できる慢性痛の解消法キーワードは「背骨のS字」 慢性痛のない人の背骨はS字カーブになっているが 慢性痛の患者さんの背骨は真っ直ぐな状態。 筋肉で自分の体を支えることが難しくなり骨で支えようとする。 骨に負担がかかることにより S時のカーブが真っ直ぐに さらにこんな弊害も起こる。 筋肉も必要以上に頑張らないとカラダを支えきれなくなってくる。 すると筋肉に「ハリ」が出る。 そのハリが肩だったり腰だったり 慢性的な痛みに出てきやすくなる。 したがっていろいろな慢性痛を引き起こす元凶は「背骨」 S字を意識した運動が重要!! 家庭で簡単!痛みが楽になる!家庭でできる簡単運動 運動その1 バスタオルを折りたたみ椅子に乗せる その上に座り 足を肩幅程度に開く バスタオルを置くことでバランスを取る運動ができる 息を吸いながらお腹を突き出すように骨盤を前に動かす 息を吐きながらお腹を引っ込めるように骨盤を後ろに動かす 骨盤を前後に動かしたら お尻を浮かすように骨盤を左右に動かす 呼吸は自然に 5分程度 骨盤を前後左右に動かす 背骨は全部繋がっていて最後は骨盤で支えている 背骨の動きが悪いと骨盤にも影響する ⇒骨盤を動かすことで慢性痛対策に 運動その2 タオルをはずして椅子に浅めに座り 左足を前に出す 胸を張って 骨盤を前に倒すようにして前傾姿勢に 5秒キープしたら元の姿勢に戻る 左右それぞれ10回ずつから始める 大切なのは骨盤をしっかり動かすこと 骨盤を動かして背骨の動きもスムーズに! 運動その3 バスタオルを丸めて床に置く その上に背骨が乗るように仰向けに寝る 床から背中が浮いていることがポイント 足を軽く広げ ゆっくりと呼吸する 最低5分~10分程度行う 背骨を刺激することで筋肉のハリがなくなり慢性痛の改善に繋がる ■楽天「ストレッチポール」で検索 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.13 20:22:47
コメント(0) | コメントを書く
[手・肩・頚椎症性脊髄症・首・ひじ] カテゴリの最新記事
|