カラダのキモチ(2010/10/17放送)より
「子宮トラブル」小さなサインを見逃すな!子宮健康チェック
続きより
早期発見が大切な子宮頸がんとは?
子宮頸がんは若年層に急増している。
Sさん32歳は子宮頸がんを体験した。
病気が発覚したのは25~26歳の時。
定期健診を受けにいって先生が「ん?」首を傾げる感じがあった。
診断は異形成と呼ばれるものだった。
異形成とは子宮頸がんの前がん状態。
自然に消えることもあるがガンになる可能性もある。
Sさんは自分がすごく若かったので ありえないって半分思いながらも
死んでしまうかもしれないという恐怖心がリアルに沸いてきた。
ガンの恐怖 Sさんの決断とは・・・
子宮頸がんは性体験を持つすべての女性に
発症する可能性があり 若年層に急増している。
原因は性交渉で感染するヒトパピロウィルスというウィルス。
このウィルスにはほぼ100%の女性が感染するが
9割の人は免疫力で排除される。
しかし残りの1割の人が長期化し異形成へと進行する。
Sさんの場合はヒトパピロウィルスが陽性で異形成も出ていて
もう将来が見えているから どうしますか?と・・・
命にはかえられないので手術を選択した。
「円錐切除手術」
子宮頸部を円錐状にくり抜くもので 日帰り手術が可能。
昨年11月に円錐切除手術を受けた。
そしてウィルス検査を行った結果 陰性になりガンの心配がなくなった。
非常にスッキリして安心したそうだ。
日本の子宮頸がん検診率はわずか24.5%
イギリスではなんと78.4%も検診を受けている。
そんな増え続ける子宮頸がんに何とかストップをかけようと
立ち上がった若い女性がいる。
「リボンムーブメント」
大学生による子宮頸がん啓発活動。
撲滅へ向けて様々な取り組みを行っている。
8月にメンバーは横浜市の高校を尋ねた。
集まったのは高校生とその保護者 およそ100名。
“20歳になったらぜひ検診を受けて欲しい・・・
検診とワクチンを一緒にやることでほぼ100%予防できる・・・”
大学生から高校生へ子宮頸がん予防を訴えた。
従来は子宮ガンという1つのカテゴリーだった。
しかし全然 原因も違う。
子宮体がんは子宮内膜がホルモンの異常で厚くなり悪性化したもの。
子宮頸がんは性交渉によるヒトパピロマウィルスの感染によって発症する。
子宮頸がんには予防ワクチンがある。
半年間に3回接種すれば20年間の効果が推測される。
主な原因となる2種類のウィルスに効果がある。
ワクチンと検診を併用すればほぼ100%予防できる。
子宮頸がん予防ワクチンは50歳くらいまでの方が対象。
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