目で見てわかるがんドック(3)
<手の平>
左右の手の平をしっかり観察する。
手の平の赤みはありませんか?
ピンク色ではなく強い赤いみ。
よく見ると小さな斑点がまだら状になっている状態。
もしこれが見えた場合は…
「肝臓がん」の可能性がある。
一般 肝臓がんは30年もの歳月をかけ
慢性肝炎 肝硬変 肝臓がんとゆっくり進行していく。
しかし病が進行しても何の症状も出ず 全く気づかないことも…
そんな肝臓がんの中で目で見てわかる数少ない症状こそ
手しょう紅斑と呼ばれる手の赤み。
これを見つけることで肝臓がんの早期発見ができる。
手の平の赤みはどのぐらいの割合で肝臓がんの患者に現れるのか?
肝臓がん患者の3分の2ぐらいは手の平が赤い。
ガンを発見する時に最も簡便に早期発見できるのが手しょう紅斑。
なぜ肝臓がんになると手に平に赤みが現れるのか?
通常肝臓には血管拡張作用にあるホルモンを分解する働きがある。
肝臓がガンでダメージを受けるとホルモンが分解されず血液中に増加。
増加したホルモンが手の平の血管を拡張させ赤みとなって現れた。
この症状は肝硬変でも起こるので
その時点で見つけられれば早期発見につながる。