カラダのキモチ(2011/1/30放送)より
放っておけない睡眠障害
厚生労働省の調査によるといま
5人に1人が不眠で悩んでいるとか。
よくあることだと思いがちですが
実は睡眠障害はカラダの病気の入り口と言える。
たかが睡眠と侮ることなかれ
高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、高血糖、うつ病
肥満、自律神経失調症・・・
そこには数々の重い病が隠れている可能性がある。
睡眠障害が引き起こす 隠れた病気のサインとは?
<睡眠時無呼吸症候群>
その前段階のいびきのメカニズム
就寝時 舌の付け根が下がり上気道が狭くなる
呼吸によって空気が通ることでの振動音がいびき
睡眠時無呼吸症候群は完全に上気道が塞がって呼吸ができない状態
睡眠時も呼吸症候群を検査することができるのが
「アプノモニター」
自宅で就寝時の呼吸・いびき・酸素濃度を測ることができる検査機器
無呼吸状態が続くと酸素濃度が低くなる。
するとどうなるのか?
睡眠時に脳下垂体で多くのホルモンが作られる。
「抗利尿ホルモン」「成長ホルモン」
しかし低酸素状態になることで働きが鈍くなる。
抗利尿ホルモンは睡眠時の排尿を抑えるホルモン。
抗利尿ホルモンが足りないと夜トイレに起きてしまう。
さらに寝てから3時間ぐらいの睡眠の間に
脳のほうからは成長ホルモンがドンと出るが
いびきや無呼吸の人は成長ホルモンが出なくなってしまう。
そうすると高血圧・糖尿・メタボリックシンドロームの原因になる。
成長ホルモンは身体の代謝を促す作用のあるホルモン。
成長ホルモンが出ないと脂肪が分解されず肥満の原因に!
悪循環
睡眠時無呼吸症候群⇒成長ホルモンの減少⇒肥満
⇒睡眠時無呼吸症候群を悪化させる
いびきや無呼吸は首を絞められている状態なので
心臓に負担をかけるので高血圧・動悸・不整脈などの原因になる。
睡眠時無呼吸症候群は放っておくと
高血圧・高血糖・脳梗塞・心筋梗塞・肥満・自律神経失調症・
うつ病などの深刻な病気に繋がる可能性がある。
睡眠障害増加の主な原因
・不規則な睡眠時間
・不規則な食事
・高齢化
24時間社会による不規則な生活習慣が体内リズムを崩し寝不足になる。
続く
■楽天「いびき」で検索