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カテゴリ:健康
駆け込みドクター (2012/9/29放送)より
アナタのことが心配です。強制検査SP 続きより 続いてはダチョウクラブの肥後さん親子 肥後さん(50歳) 健康的なことは一切やっていない 21歳の娘さんが心配している 食事は1日1食 そのメニューはクロワッサンにコロッケ ずいぶん少食だ 先日 犬の散歩に行ったがすぐに帰ってきた 「もらした」 犬が出す前に自分が出しちゃって・・・ 着替えてまた行くってのいうのを結構やっている おしっこを我慢できない50歳 そんな肥後さんの日常は 12時 自宅のベランダで日光浴 健康法は日焼け 1時 近所の公園で散歩 腕をまくり少しでも太陽にあたりたい 散歩中でも日焼けは欠かせない 1時30分 公園でも脱いでいた とにかく全身で太陽を浴びる 2時 日焼けしながら間食にコロッケ 4時 犬の散歩 1日1時間半 検査当日 人生初の人間ドック 怖いという理由で人間ドックを拒んできた 検査結果 内科と消化器科に問題あり 尿酸8(基準値3-7) 高尿酸血症 血中の尿酸値が異常に高くなった状態 主な症状:痛風発作など 恐ろしいのは痛風発作だけではない 腎臓に尿酸の血しょうが沈着し腎臓機能が低下 放っておくと腎不全になる可能性もある さらに怖いのは合併症だ 痛みの王様といわれる尿路結石の併発 また動脈硬化を起こしやすくなり 心筋梗塞などのリスクを高めるといわれている 注意点は? 食べ過ぎない飲み過ぎないストレスをためすぎないは大事だが 肥後さんの場合は1日1食 回数が少ないとどうしてもドカ食いしがち ドーンと食べることで尿酸値が一気に上がりやすい 暴飲暴食は尿酸値を急激に上げる要因 おしっこが近い 我慢できないということもあり 「過活動膀胱」 腎臓で尿を作り膀胱でためる ある程度たまってくるとおしっこしたいと感じる おしっこがあまりたまっていないのにおしっこをしたい 「急に我慢できないような尿意が起こる」 「トイレが近い」 「我慢できずに尿が漏れてしまうことがある」などの症状 膀胱のセンサーが駄目になっている 膀胱内にたまった尿を感知するセンサーが 自律神経の乱れなどにより正常に判断できなくなる これが頻尿や尿もれの原因のひとつ このような症状に悩む人は800万人以上と言われている 中高年の男性の特徴的な病「前立腺肥大症」 膀胱の下にある前立腺が大きくなり尿道を圧迫 排尿障害を起こす病気 55歳以上の男性の5人に1人が悩みを抱えているといわれている 原因は加齢によるホルモンバランスの乱れ 主な症状はトイレが近い 残尿感(排尿後まだ残っている感じがする) 尿が途中で途切れる 尿意をもよおしたら我慢できない 尿の勢いが弱い 夜中に何度もトイレに起きる 心当たりのある方は放っておかず専門医に相談を きちんと調べないと前立腺がんを合併していることもある これだけでは終わらない 肥後さんの肺年齢は79歳 原因はタバコだと思われる ひどくなってくると坂道で息切れ かぜが長引く 風邪を引いてないのに変なセキやタンが出る そういった症状がある場合 死因のトップ10に入ってくる「慢性閉塞性肺疾患」になっていく 慢性閉塞性肺疾患予備軍の肥後さんは禁煙を! 慢性閉塞性肺疾患 COPD 肺気腫など長期にわたり気道が閉塞状態になる病気の総称 最大の原因は喫煙 長期間 有害な物質を吸入することで引き起こす 全国で500万人以上はCOPD患者と推定され 2002年以降 死亡者数も増え続けている 死因順位 1位 悪性新生物 2位 心疾患 3位 肺炎 4位 脳血管疾患 5位 不慮の事故 9位 慢性閉塞性肺疾患 10位 肝疾患 肥後さんの異常はこれだけ終わらなかった 基準値を大きく上回る検査項目があった RF 21.1(基準値0-14.9) RFというのはある病気の可能性を示している 「リウマチ」 意外と知らないリウマチとは? 温泉の看板などでも見かけるリウマチ お年寄りの病気というイメージがありませんか? 実は30代から50代の発症率が最も高い 患者数は70万人を超えるという リウマチとは一般的に関節リウマチをさす 関節は骨と骨の間にある滑膜をいう膜に囲まれている ここから分泌される関節液によってスムーズに動く しかしリウマチになると関節に炎症が起こり 滑膜が腫れたり 関節に痛みが生じたりする その原因は免疫の異常 免疫とは体の外から侵入してきた 細菌やウィルスを排除する大切な機能 だが異常をきたすと滑膜など自分の組織を攻撃してしまう そして最も恐ろしいのは関節の破壊 関節が破壊され手の指が変形 X線の写真では骨が曲がっている さらに骨と骨がくっついている部分もある そもそもリウマチの原因は不明 しかも一度発症すると進行を止めることはできないという 現在最も有効といわれているのが早期発見 早期発見で進行を遅らせることはできる 早期発見につながるリウマチの前兆は 手にツッパリがある 2箇所以上の関節の腫れ・痛みがある 思い当たる人は内科医に相談を 肥後さんは今のところ手足が強張ったり症状はない 血液検査では炎症を示す所見はなかった RFはリウマチ因子の量を調べる血液検査項目 4割ぐらいの人に実際に症状が出る 関節の変形が起こってからでは遅い リウマチを発症して2年以内にきっちり治療すれば 生活に支障なく暮らすことができる 今 温泉で治療することを盛んにやられつつある リウマチ治療に有効とされる温泉治療 効力があるといわれる物質がラドン 細胞を活性化される作用があり リウマチに効果的 鳥取県東伯郡三朝町 ここに世界屈指といわれるラドン含有量を誇る三朝温泉がある 中国地方の医師会はラドン泉をリウマチ治療に取り入れている いったいどんなリウマチ治療を行っているのか? 地元の温泉病院「三朝温泉病院」 源泉を5つ保有 足湯や温泉プールを完備 源泉かけ流しでずっと使っている 運動量が低下しがちな関節疾患の治療に効果を上げている 患者さんの多くがリウマチに悩む人たち 効果を実感して大阪から通っている男性患者さん 1日に3回 毎日温泉に入った女性患者は 体が温まると痛みも取れて改善されてきたという なぜリウマチ患者の痛みを和らげるのか? 新陳代謝が高まる 高濃度のラドン泉が効果を発揮 ラドンは強力なイオン化作用をもつ物質 入浴中 毛穴からラドンが吸収血液をめぐり 全身の細胞を刺激 働きを活性化させる すると新陳代謝がよくなり免疫力や治癒力が向上 痛みを和らげる 免疫の異常で起こるリウマチ ラドン温泉に患者の方々が訪れるのはそのためだ リウマチであることもできなかった女性 40日間の入院をへて退院を迎える 手術したほうの足がずっと痺れて夜眠れなかったが 温泉に入るとぐっすり眠れた 関節リウマチに悩む方は一度訪れてみては・・・ 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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