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カテゴリ:病院・健康診断・主治医・薬
駆け込みドクター(2015・6・21放送より)
はじめての東洋医学を学ぶSP 今話題の東洋医学「漢方」 漢方クイズ(1) 漢方医学では体のある部分を必ず診察する どこを診察するのでしょう? 「舌」 漢方医学で重要視されているのは 舌診という舌の診察 色や形などをチェックすることで胃腸の状態などを診る 漢方医学では非常に重要な診断法 体全体の情報を舌から診ることができる 漢方クイズ(2) 漢方薬に使われるのは薬用人参など植物性のものや 亀の甲羅など動物性のものなどその原料や効能は様々 では安眠作用がある竜骨とは何からできているでしょう? 「像・牛・サイなど動物の化石」 化石化した動物の骨を漢方では竜骨とよび珍重している かつてはマンモスや恐竜の化石なども使われていたという 漢方薬に使われている生薬はどれくらいある? 現在日本で手に入る生薬は350種類以上 漢方クイズ(3) 漢方医学の代表的治療である鍼 鍼治療の前に飲むと効果が薄れるといわれる飲み物は? 「コーヒーなどカフェインを含む飲み物」 カフェインは鍼灸の効きを悪くする鎮静作用のある 神経伝達物質アデノシンを抑制する可能性がある 鍼治療をするどれくらい前からカフェインを摂らない方がいい? カフェインの効果は半日くらい カフェイン含有量(100ミリグラム) 1位 玉露 160ミリグラム 2位 コーヒー 60 3位 紅茶 30 漢方と西洋の薬を両方出せるのは日本の医師免許だけ 漢方を使われるのは中国や韓国や台湾 これは免許が別 西洋の薬と漢方の薬と別々の医者しかだせない 日本の医師は両方だすことができる 漢方薬148処方に保険が適用されている 比較的リーズナブルに手に入る 漢方薬 ・148処方が保険適用 ・遺子の89%が患者に処方 漢方がわかる5つのこと(1) ツボは科学的に証明されている ツボとは刺激すると体の異常を改善する点 顔にも体にも体中に存在しツボの数は670以上 手足を温めるツボを2箇所を刺激して サーモグラフィーで40分後確認すると 全身が温まっているのがわかる 手は2度上昇 足先は8度も上昇した 日常のピンチに役立つツボ 外出先で突然腹痛 便意に襲われた時のツボ 「章門」 わき腹にあるツボで胃腸の動きを調整し便の出が遅くなる 肋骨の一番下辺りに相当 押すと痛みがある 押す力はハンコを押すくらい 5秒押す⇒離す×5回 鈍い頭痛がいつまでも治まらない時のツボ 「風池」「太陽」 こめかみにある太陽と 首の後ろの髪の生え際にあるくぼみ風池 頭の血流をよくし痛みをやわらげてくれる 鼻水が止まらない時のツボ 「上迎香」 鼻の付け根の両側にあるツボ 押して痛いところがツボ ややつめに押す 鼻の中の炎症や充血を和らげる 効果があるため鼻水を止める 花粉症にもいい 冷え性対策になんにでもチューブの生姜を使っている女優さん 生姜はとてもよいが生で食べても体を温める効果はない 冷え性対策には生姜を温めて使ったほうが好ましい 生姜の体を温める成分は加熱または乾燥させるとできる 最近は男性の冷え性も増えている ほとんどの原因は緊張とストレス 冷え性に効果的なツボ 「築賓(ちくひん)」 内くるぶしと膝の関節を結んだ線の 下から3分の1くらいの場所 骨の内側あたり 冷えのある人は押すと痛い 「八風(はちふう)」 足の指と指の間のくぼみ 漢方がわかる5つのこと(2) 初めての漢方外来で原因不明の不調に迫る!? 大場久美子さんの場合(55歳) 番組の日ごろの不調アンケートでは のぼせ 末端冷え性 全身の痒み 背中のはりなど 日ごろの不調の数は20以上 1年に1~2回は必ず西洋医学の病院で検査している 「何の治療もいらない正常です」って帰ってくるパターン 今までこれらの症状は問題なしと診断されていた 北里大学東洋医学総合研究所 漢方外来を受診 漢方医学では4つの診察方法がある <問診> 事細かに質問をし自覚症状を詳細に把握 一番つらいと思う症状は? のぼせ のぼせると思えば末端がすごく冷える時期もある それは昔から「冷えのぼせ」と言われている症状 足先は冷えているが頭がのぜせてボーっとする症状 体温を測る 35.5度と低い 体の中心が冷えている可能性 問診の結果 『冷えのぼせ』が悩み <聞診> 問診と同時に行っていた 声の大きさ 話し方 呼吸音などで判断 <望診> 医師の目による診察も重要 望診の代表が舌の診察 色・形などで健康状態を診る 正常な状態は中トロのような淡い紅色 表面には薄く苔が見える 大場さんの舌は・・・ 舌の色は暗い赤 血液が少し滞っている 便秘のある人の舌は黄色の苔がつきやすい 体力や抵抗力の低下し手いる人は黒色の苔 水分の代謝が悪い人は舌の横に歯のあとがつきやすい 舌の中央に亀裂があれば精力減退を疑う 望診の結果 血流が悪い <切診> 患者に直接触れて診察する お腹を押し 張りや痛みから症状を診断 小腹不仁(しょうふくふじん)の辺りは力がなくなっている 臍の下の部分の張りや弾力が弱くなっており 押すとやわらかく凹んでしまう 足腰や腎臓が弱っている人に出やすい 続いて背中 右側を押すと痛いという大場さん 梨状筋が固くなって座骨神経を圧迫して 足が冷えやすくなっている だから冷えのぼせを起こしやすい 座骨神経が圧迫されているため 血液が下半身に届かず足が冷える その分の血液が上半身にたまりのぼせてしまう 4つの診察の結果 冷えのぼせが判明 ↓ 血流が滞っている ↓ 座骨神経の圧迫 下半身の弱り 下半身の血流改善の秘訣 『臀中』のツボを押す 左右のお尻の筋肉のくぼみにあるツボ ココを押すと下半身の血行がよくなる 軟式野球ボールをツボにあて体重を乗せていく 1日1回 就寝前30秒行う 診察の時に気をつけたほうがいいことって? 漢方医は五感を使って診察するのでNG事項が4つある 1)濃い化粧 顔色がわからない 2)直前の食事 腹診ができない 3)香水 においがわからない 4)舌苔を取る 舌診ができない 続きます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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