カテゴリ:本
東京創元社刊。
第25回吉川英治文学新人賞受賞。 データ↓ 引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。 前に『終末のフール』という作品を読んで面白かったので、同じ著者の作品を読んでみました。 ちょっと前に『このミステリーがすごい』で2位になっていたので、名前だけは知っていました。 ワタシはあまりミステリというジャンルは読まないんだけど、あんまりミステリっぽくなく(謎解きって、感じじゃなく)読めました。 内容は、大学1年の男の子である椎名が語る現在と、ペットショップで働く女の子である琴美が語る2年前の話が交互に展開していき、最終的にそれがひとつになるというもの。 最後は若干あやふやに終わった感じもするけど、過程はかなりのスリルを持って読めます。 ワタシは本を読むときは、頭の中で映像にしてみる癖があるんですが、これは映像にするのは難しそうだよねえと思いました。 しかし、意外にも映画になっていたようです。 ↓ http://www.ahiru-kamo.jp/ 観てないから、そっちは良く分からないけど、このスリルをちゃんと映画に出来ているのかな?ちょっと疑問です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年03月11日 18時01分02秒
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