カテゴリ:本
新潮社刊。
主人公の遺伝子検査の会社に勤める泉水とその弟である春と父親が連続放火事件と現場近くに書かれたグラフィックアートの関連に気づき、事件を追う。。。 こう書くとミステリ物であるかと思うかもしれない(まあ実際、ミステリなのかもしれない)けど、ひょっとしたらミステリ好きの人から見たら、謎解きとしては分かり易過ぎて、つまらないかも? あまりミステリが好きじゃないワタシが楽しめたので、純文学としての要素が強いのかもしれません。 泉水と春の血のつながりは半分。春はお母さんがレイプされて出来た子供なのです。 二人を育ててくれた父親と母親の愛の大きさの方がより重要な事柄。 読んでみて面白かったので、友達にも勧めました。 井坂幸太郎氏の作品は何冊か読んだけど、ワタシが読んだ中では、ダントツでお勧めかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年06月03日 13時38分33秒
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