カテゴリ:本
新潮社刊。
第5回(2008年)本屋大賞 受賞作品 第21回 山本周五郎賞 受賞作品 伊坂氏の2年ぶりの書き下ろし作。 新潮社のサイトには、 『冴えわたる伏線、印象深い会話、時間を操る構成力……すべての要素が最強の、伊坂小説の集大成!! 仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?』とあります。 まず導入部で首相暗殺事件が起こり、一般市民(読者)にはある男が犯人であるとマスコミを通して知らされる。 その犯人に仕立て上げられた男が必死に逃げ切ろうとする話。 すごくスリリングで引き込まれました。 長編だし、読み応え有りです。 しかし、主人公の青柳雅春の人生は滅茶苦茶にされちゃったし、背景の黒幕についてはそのままだし、ちょっと不満です。 ハリウッドの映画なら、きっと敵(?)をつきとめ、一矢報いて(壊滅させて?)終わるのでしょうね。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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