カテゴリ:本
角川文庫刊。
21世紀半ば。熱帯化した東京には巨大積層都市・アトラスがそびえていた。さまざまなものを犠牲に進められるアトラスの建築に秘められた驚愕の謎とは--? まったく新しい東京の未来像を描き出した傑作長編!! ワタシは池上永一氏の『風車祭』という作品に何年か前に会って以来、ワタシの呼んだ本の中では、どんな名作作品より最高峰となってます。 しばらく池上氏の作品を読んでいなかった(ウチの会社の図書室には置いてない)ので、久しぶりに自分で買って読んでみました。 しかし、長い作品でした。 そして、主人公が美少女がセーラー服を着てゲリラの総領として戦うという、まんがチックでアニメ的な話でした。 なるほど、来年の4月にTVアニメが放送開始になるようです。 超破天荒な話でちゃんと最後は着地出来るのか心配になりましたが、最後にはちゃんと収拾が着きました。 しかも超ハッピーエンド。 ハッピーエンドが好きなワタシとしては満足ですが、最後に凪子とタルシャンには、もうちょっと制裁的なものがあるともっとすっきりしたのに!(いや、ワタシの心情的に) 地球温暖化など現代社会の問題を取り上げ、炭素経済というアイデアには驚愕です。 でも、残念ながら『風車祭』の出来には全然及びませんでした。 やっぱり『風車祭』のが何倍も何十倍も面白い。 もう1回『風車祭』を読もう。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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