カテゴリ:本
角川書店刊。
その話が、どういうふうに終わるのか、おまえは、ちゃんと聞いたのか? どうしたんだよ。震えてるじゃねえか。悪い夢でも見たのかい……。月夜の晩の本当に恐い恐い、江戸ふしぎ噺――。著者渾身の奇談小説。 この作品は江戸を舞台にした、怪談短編集です。 ちょっと前に読んだ『おそろし』があまりにも面白かったので、同じ宮部みゆきさんの怪談集を読んでみました。 怖いもの好きなワタシには、この本もとても面白かったです。 全編を通して、怖いだけじゃなく、人間の人情とか心についても考えさせられる作品です。 人間の情念は怖いけど、一方で哀しい。。。 宮部さんの文章は読みやすく、江戸の町人の世界にどっぷり浸からせてくれます。 それは、とても気持ち良く、クセになります。 宮部さんの時代物の作品がもっともっと読みたくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年04月09日 13時01分52秒
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事
|
|