あおの軌跡

試合開始前に前日に亡くなった三沢選手に黙祷を捧げました。
ＪＷＰ関係者、ファンの心にはプラムさんの事故がオーバーラップしていると思う。
やはり、いかんともし難い微妙な雰囲気の中、試合開始。

１試合目は植松選手ｖｓピンキー。
それでも、二人は（特にベテランの植松さんは）雰囲気を変えるべく、熱闘を繰り広げる。
ピンキーはいつものように、真っ直ぐに頑張る。

ともすれば、若手でＪＷＰ所属選手のピンキーに応援が集まりがちだけど、何故か植松さんを応援したい気分にさせてしまう！
植松さんもプライベートでおばあちゃんを亡くされたばかりとのことですが、ワタシたち観客の気分を盛り上げてくれる。
植松さんの巧みさを改めて認識。


２試合目はＪＷＰ＆アイスリボンの師弟混合タッグマッチ？！
女子プロ界ミニマムタッグのボリショイ選手＆都宮ちい選手ｖｓ『よねざくら』米山選手＆さくらえみ選手。
都宮ちい選手、ちっちゃいからナメてたけど、なかなか良い動きをする。
これからもっともっと頑張って、長く選手を続けて（アイスリボンの選手はすぐに止めちゃう選手が多いので）、ボリショイさんのような選手になってほしい。

さくらさんも何日か前に『ぎっくり腰』をやってしまったようですが、遜色の無い試合運びでした。

ちい選手を下した米ちゃんが、ボリショイさんと藪下さんが持っているタッグのベルトへの挑戦を表明。

ボリショイさんもその申し出を飲み、後楽園ホールでのタッグ選手権が決定しました。

してやったりの米ちゃん。
またしても、勝手に話がどんどん進んでしまい、米ちゃんに付いて行けないさくらさん。


３試合目は藪下さんｖｓ輝選手。
フリーランスの選手同士の貴重なシングル戦。
藪下さんが戦いながら、楽しそうな表情を浮かべていたのが印象的。
関節を取り合う渋い戦いだったけど、すごく面白い試合でした。
ワタシはこんな試合が大好きだなあ。

藪下さんの入場曲はいつもと違うようでした。

タッグ王者を下した輝さん。
試合後にタッグパートナーの植松さんがリングに出てきて、米ちゃん同様にベルトへの挑戦を発表しようとするが。。。「もう決まっちゃったじゃん！」とあっさり諦めちゃう。

ああ、ワタシは米桜もいいけど、うえまつ輝もすきなんだよね。
こっちとの対戦もみてみたいよ！

一方、早い者勝ちの米桜。


ここで休憩へ。

休憩後、セミは日向選手ｖｓ大畠選手。
大畠選手はエスオベーション所属の選手で現在、JWP認定ジュニア王座&POP王座のベルト保持者。
先月末に同じくエスオベーションの松本浩代選手から王座を奪取しています。
ＪＷＰにたまに参戦してくれる大畠さんは、若手らしい溌剌とした動きで、とても好感を持てる選手。
今日は日向さんと対戦でした。

しかし、日向さんの鬼の部分を引き出せず、普通に終了。
何気に、物足りなさも･･･。（ごめんね）

メイン。
春山香代子選手、倉垣翼選手＆闘獣牙Ｌｅｏｎ選手ｖｓ蹴射斗選手、阿部幸江選手＆ＫＡＺＵＫＩ選手の6人タッグマッチ。
掘田選手参戦時に蹴射斗さんと阿部ちゃん、ＫＡＺＵＫＩさんの3人は、ＪＷＰを熱くしたいと堀田選手サイドに着いた選手です。
堀田選手はチェーンなど、凶器も持ち込んだけど、堀田台風が去ってからは凶器を持ち込む事もなく、独自に熱い戦いを展開中です。
今日も無差別級王者を含む3人相手に、熱い、熱い試合でした。
WANTED?!の二人のダブル攻撃も各所で成功。


ＫＡＺＵＫＩさんの頑張りは特筆ものでした。

そのスタミナには驚かせられました。

最後は時間切れの引き分け。
チャンピオン組からも、その熱さを認められ、次回板橋大会で、外敵である木村選手戦に挑む蹴射斗選手にエールが送られ、最後はＬｅｏｎが締めました。


■６月１４日(日)東京キネマ倶楽部13:00 観衆176人
「ｏｕｔｂｒｅａｋ」

▼(１)シングルマッチ２0分1本勝負
○植松寿絵(11分25秒、ソラリーナ)ピンキー真由香●

▼(２)タッグマッチ30分1本勝負
○米山香織＆さくらえみ(11分13秒、ダイビング・セントーン→体固め)コマンドボリショイ＆都宮ちい●

▼(３)シングルマッチ30分1本勝負
○輝優優(13分６秒、ヨーロピアンクラッチ)藪下めぐみ●

▼(４)シングルマッチ30分1本勝負
○日向あずみ(13分34秒、クロスアーム・スープレックス・ホールド)大畠美咲●

▼(５)６人タッグマッチ30分1本勝負
△春山香代子＆倉垣翼＆闘獣牙Ｌｅｏｎ(時間切れ引き分け)蹴射斗＆阿部幸江＆ＫＡＺＵＫＩ△