カテゴリ:本
文藝春秋刊。
内容紹介 5月末日の木曜日、大阪が完全に止まる。あらゆる種類の営業活動、商業活動、地下鉄、バス等の公共機関も一切停止。しかしそのことは大阪人以外は全く知らない。その発端となったのが、会計検査院からやってきた個性豊かな調査官3人と、空堀商店街にあるお好み焼屋の中学生の息子に、その幼馴染の女子。彼らが、大阪人に連綿と引き継がれてきた、秘密の扉を開けてしまうのだった……。歴史と古典を巧みに取り入れた突飛な着想と独特のユーモアで人気を博す著者が京都、奈良を舞台にした物語の次は、いよいよ大阪。万城目マジックをご堪能下さい。 『鹿男あをによし』、『鴨川ホルモー』などが、あまりにも面白かったので、これも読んでみた。 しかし、残念、抱腹絶倒な現代の名作ともいえる前述2冊のような本ではなかった。 いや、本人はちゃんとそのラインを狙ってると思うんだけど、つまらない。 何って、登場人物に魅力を感じない。 余計な記述が多く、ストーリーがモタモタしすぎ。 アイディアは面白いし、歴史を絡めた細かい設定にも驚愕させられる。 関西を愛する万城目さんにしか思いつかない話だと思うんだけどね。。。 残念! 万城目氏ファンには必読だけど、正直、人には勧めません。 『万城目氏の傑作』と書いている書評をかなり目にするけれど、ワタシはこれが氏のベストと思われたくないから。 だって、ワタシはやっぱり万城目さんファンを自認してるんだもん。 他の万城目氏の本がもっと読みたい。 でも、これ映画化するんだって。 綾瀬はるか、岡田将生、堤真一の出演らしい。 旭が綾瀬はるかさん、松平を堤真一さんが演じるのだろう。 日本映画的にはちょうど良いスケールかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年05月29日 11時40分45秒
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