カテゴリ:本
集英社刊。
内容 懐かしさと切なさあふれる感動長編。 20世紀が幕を開け、少女の心は変化の予感にざわめく。折しも村に不思議な一家がやってきて――。運命が導く出会い、果たされる約束。今最も輝いている作家・恩田陸の魅力あふれる感動作。 常野物語の2作目にあたります。 1作目は短編集でしたが、この本は1冊まるまる1つ話。 1作目を読んた人でしたら『仕舞う』能力を持った春田家一家が出てくるので、楽しめますし、独立した1つの作品ですので、1作目を読んでいなくても楽しめる内容となっています。 でも、正直、好き嫌いは分かれると思います。 内容は明治時代、戦争へと向かっている頃、ある地方の有力者の娘に生まれた身体の弱いお嬢様の聡子と、そのお話相手で医者の娘の峰子の話。 晩年の峰子の回想録となっています。 ところで、ワタシはツル先生の話が読みたいです。 『常野物語』、アイディアが素晴らしいです。 でも、とても大きい大きすぎる話なのです。 恩田氏には焦らずに丁寧に話を紡いで行って欲しい。 ぜひ、ライフワークとして欲しいです。 集英社の特設ページに『蒲公英草紙』出版時に書かれた著者のエッセイが読めます。 ↓ http://www.shueisha.co.jp/tokono/contents/tanpopo/index.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年07月03日 11時17分02秒
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