漢字の先生とランチ
今日は、ビョンオギオンマ、ヒョヌオンマと一緒に、コーちゃんの通う漢字塾の先生と一緒にランチをした。ビョンオギオンマとヒョヌオンマはいつも、漢字検定のあとで、先生と一緒に食事をしていたそうだ。今回は、はんらも交ぜてもらった。漢字塾の先生は、はんらがこれまで何度もブログ上で賞賛してきたが、本当にいい先生だと思う。月謝は、4級受験までが1ヶ月10万ウォン、準3級~2級受験までが1ヶ月13万ウォン、1級受験が1ヶ月16万ウォンと、決して安くはない。漢字塾というと、コンブバン形式で、1ヶ月3,4万ウォンでやってるところもあるのに比べたら、すごく高いとも言える。けれども、うちの漢字塾の先生の情熱、熱意はスゴイ!「キミが諦めない限り、先生はぜーーーったいに諦めない!」と、星飛雄馬のとーちゃんのような熱血ぶりである。試験前1ヶ月の土日は、昼御飯も晩御飯も食べさせて、朝から晩まで面倒をみてくれ、この前の検定の時は、明け方4時まで勉強をみてくれた。ちょっと前には、コーちゃんと同じ中学校2年生の男の子が通い始めたらしいのだが、その子は学習能力が著しく劣っているらしく、成績はいつも下位圏なんだそうだ。漢字千字を6回書かせたあとで、簡単な試験をしてみたところ、結果は0点。先生も、長い教師生活の中で、そういう経験は初めてだったらしく、大層たまげ、その子の親と、学習障害ではないかという話などをしたらしいのだが、気を取り直して、今はその彼に付きっきりで、漢字を教えに教え込んでいるそうである。ついに、100点満点の41点までとれるようになった、とおっしゃっていた。先生は、漢字を勉強することで、学習に対する興味、集中力、勉強の仕方などが身に付き、他のすべての分野に応用することができるはずだ、とおっしゃる。実際に、先生の漢字塾出身の子ども達は、ほとんどが、天安市内の高いレベルの高校に進学している。高校に進学しても、更に大学に進学しても、たまに遊びに来る昔の教え子もとても多いみたいである。大層、厳しい先生なのだが、それだけ子ども達に慕われている先生である。コーちゃんも、検定前、激勉している時には「もう漢字はイヤ~」と言うこともあるが、その後、学校の試験期間で漢字塾を休んでる時は、漢字塾がとても懐かしく思えるようである。子ども達同士も、とても仲がいい。先生の理想は、昔、韓国の寺子屋のようなところで子ども達が学んでいた、何とか言う、人生論みたいな伝統的な本を子ども達に教えることなんだそうだ。その本は、国には忠、親には孝、夫には烈、みたいな、昔風の教え、儒教の教えみたいな本らしいが、先生は、最近の学校で、知識をたくさん詰め込むのに、そういう人間としての基本的なことを教えなくなってきている、親もそういうことを重要視しなくなってきているのが、今の社会の乱れにつながってるんではないかと言う。そういうことを教えたいのに、実際には、検定に合格させるために多くの時間を費やしていることが、とても残念だと言っていた。はんらは、古臭いこととか、韓国の儒教っぽいことはとても苦手なのだけれど、この先生と話してると「あぁ、いいお話を聞いたなあ」という気持ちになってくる。そういうわけで、はんらはこの先生の大ファンなのである。