オタク時代
最近、はんらとノギさんの夫婦の会話と言えば、よしくんの学校生活のことについてが多い。よしくんが、毎日毎日毎日毎日、40点のプリント(小テスト)を持ち帰ってくるからである。これがもう、面白いくらいに、毎日40点。30点でも50点でもなく、40点。何か、意味があるのか?(^^;)珍回答も多く、昨日のテストでは、Q. コモ(注:父親の姉、妹のこと)が結婚した人のことを何と呼びますか?答えは、コモブ(コモ夫)である。よしくんが何と書いたかと言うと、コンジュニム(お姫様)よしくんの頭の中では、「コモが結婚??お姫様のドレス???」だったのだろうか?とにかく、うちの小学校では乱発されている賞状も、一度ももらってこないし、書き取りも、最近は20点ということはないが50~60点だし(クラスの90%は100点とってる)、字は限りなく汚く、先生にいくら注意されても直らないし、非常にイマイチである。よしくんは、未熟児で生まれているので、ノギさんも「脳が未発達なんじゃないか」と、遅くに出来た末っ子のことを非常に心配している。確かに、学校生活だけを見ると、かなり能力が低そう。でも、時々書いているように、よしくんにも得意分野がある。以前、鉄キチだったときは、「○○駅」と、どんな地下鉄の駅名を言っても、「○号線!」と、パパッと答えていたし、最近、自動車に関心が移ってからは、どんな自動車を見ても、遠くからでも、「あれは、○○(車種)。2003年度製造販売の車種で、最高速度は220キロ。内部には、X○、X○などが内蔵されている」と、詳細に言える。なんでそんなことがわかるの~?と聞くと「だってオンマ、あのヘッドライトのカタチは、2003年度製の○○に決まってるじゃん?」と、反対に、「そんなこと、どうしてわかんないのっ?!?@@」とビックリしたように、聞き返される。「オンマ~!見て見て見て見て!」とベランダで大騒ぎするので行って見ると、よしくんが「オンマ、あそこにある、エクチオン(車種ね^^;)を見てっ!」と眼下を指差す。うちのアパートは、窓の下に何十台という車が駐車されてるんだよ。エクチオンがどれか、わからん。「よしくん、エクチオンはどれ?」と聞くと、「ほら、あそこの、ラセッティのとなり!」「そのラセッティはどれなのよ??」「あそこのグランドスターレックスのとなりだよっっっ!!!」と、よしくんがだんだん、いらいらしていくのが、よくわかる。よしくんの顔には「オンマって、もしかしたら、バカ???」と書かれている。こういう時には、「よしくんってスゴイのかも?」と、思えてしまうことも。笑。でも、車のことにはそんなに詳しいのに、それ以外のことは、平均以下しか出来ない、これがオタクなんだろうか?ただの変わり者なんだろうか??将来、よしくんが立派な人物になった暁には、きっと、「『彼は、幼い頃から、ひとつのことに対する集中力が並外れていました。いつか成功する人だと思っていました。』と、幼い頃のよしくんを知る人は語る」という内容がマスコミに流れ、反対に、よしくんがいけない事件などを起こしてしまったときにはきっと、「『彼は、幼い頃からとても変わり者だったんです。いつかこういう事件を起こすんじゃないかと心配してました。』と、幼い頃のよしくんを知る人は語る」になってしまうのだろうか。母としては、いつかはオタクもほどほどに、普通の立派な大人になって、幸せな人生を生きて欲しいと思う。ものすごいオタク人間だと思っていたコーちゃん(地図オタクだったな~)も、最近はそのオタク度が低下してきている(よしくんのオタクぶりにかすんで見えるのか?)から、大きくなったら、だんだんオタク脱出できるものなのかなぁ~