コーヒー文化の発達
はんらが韓国に来たのは、1980年代末。当時の韓国は、今の韓国と、いろいろな面でとても違ってたのだけれど、今日は、コーヒーの話題をお取り上げ。あの頃、コーヒーを飲むところ、といったら、「タバン」と呼ばれる、非常にいかがわしいムードいっぱいの、薄暗く、でっかい水槽が置いてある、地下の一室だった。コーヒーを注文すると、ミニスカートにソバージュヘア、厚化粧の、案外、歳をとってる、若作りのねーちゃんが、お盆に、ポットとティーカップと、ネスカフェ粉コーヒーのビンと、砂糖ツボと、クリープの入った器を乗せて、やって来る。そして、いきなり、お客である我々の横の椅子に、座る!!!(@@)それから、何も言わず、何も聞かずに、カップに、粉コーヒーをスプーンで2杯、どさどさ。さらに、何も聞かずに、砂糖をスプーンで2,3杯、どさどさ。さらに、クリープもスプーンで2,3杯、どさどさ。そして、ポットのお湯をがーっと注いで、スプーンでぐわーっとかきまぜて、お客の前に、ぽんっと置く。お客が、おっさんたちだと、ねーちゃんは、そのままその席で、おっさんたちの話し相手になる。おっさんたちが「キミも飲みなさい」というと、ねーちゃんが、ありがとうとか何とか言って、自分の分のコーヒーも、同じように入れる。ねーちゃんは、太もも丸出しで、おっさんたちと談笑。バーやクラブじゃないんだから。。。汗;そんなコーヒーなのに、場所代なのか、ねーちゃん代なのか、結構なお値段もしていた。ノギさんとお付き合いを始めた頃、いろんな話をしてて、はんらは昔、日本のラーメン屋でウェイトレスのアルバイトをやったことがあるのだが、花の乙女が「ラーメン屋」というのが恥ずかしく、カッコつけて「コーヒーショップのウェイトレス」をやったことがある、と言ったのだが、それを聞いたノギさんが、はんらが、上のようなねーちゃんをやったのかと誤解。誤解を解くのが大変だったことも。。。それから、随分経って、ようやく韓国にも、「ウォンド コーヒー」が登場。「ウォンド」とは「原豆」で、豆からひいた、本格的なコーヒー!と思ったら、なぜか、色は茶色っぽいが、何の味も香りもしなくて、まるでお湯を飲んでるよう。。。そんな時代も過ぎ、韓国に、次の時代が。そう、あの、ネコも杓子も「ヘーゼルナッツの香り」のコーヒー時代。。。(@@)なぜあんなに、韓国人に、ヘーゼルナッツの香りのみが、ウケてたのでしょう。。。最近、ようやく、普通のコーヒーが飲める店ができてきたけれど、ソウルなどの大都市に集中してるし、おまけに、物価に比べたら、すごく高い。そして、在韓20年のはんらは、この20年間、普通にコーヒーを飲むことができなかったため、もう、コーヒーの味がわからなくなりました。TTそんなはんらを、昨日、お友達のひなオンマさんが誘ってくれ、バリスタ街道を歩んでらっしゃる、ひなオンマさんと、パンダ奥さんの淹れてくれた、美味しいコーヒーをいただいてきました。^^韓国で、美味しいコーヒーの飲める日が来たなんて。カンゲキざます~