日本国籍離脱手続き<その1>
はんらは韓国人と国際結婚をして韓国に住んでますが、2人の息子たちは二重国籍となっています。子供が小さい頃は、やはり両親両方の国籍を持っていたほうが何かと便利。というか、両親の国籍が違う場合、大人になってもそのまま両方の国籍を持っていたほうが便利なのですが、韓国は二重国籍を認めていますが(多分、条件付きです)、日本が二重国籍を認めていません。ま、世界中で日本国籍が欲しい人は山ほどいると思うので、それは当然のことかも。。。でも、親のどちらかが日本国籍を持っている場合、うちの息子たちのように、実の祖父母、実の叔父叔母従兄弟たちが日本国籍の場合には特例として二重国籍を認めて欲しいものだと思います。ネット上ではそのための署名運動やいろいろな働きかけなどがなされているのですが、うまくいってないようです。でも、この件に関して日本側と韓国側が情報を交換しているわけではないようです。だから、二重国籍を整理せずにそのままこっそり二重国籍を持ち続けている人も多いという話を聞いたこともあります。が、我が家は、国籍を整理することにしました。急いで国籍を整理する人は、大抵、二重国籍では困ることが出てきた人たちだと思います。例えば、入隊する時に、ROTCという将校としての入隊を希望する場合、その場合、韓国の軍隊では二重国籍の将校を認めていないので、日本国籍から離脱しなければなりません。また、韓国人として日本に留学する場合、状況によると思いますが、大学などから交換留学生のような形で留学する場合にも二重国籍者は除外されていることがほとんどです。その前に、日本の大学に留学生として進学する場合も二重国籍者が除外されている場合が多いので、そんな時も先に日本国籍から離脱しておくことが必要です。うちの場合は、コーちゃんが留学を希望しているので、留学できるかどうかはまだわからないけれど、日本国籍離脱にはかなり時間がかかるので、今のうちに手続きをしておくことにしました。日本国籍からの離脱方法は、この先、また変わることもあると思われますが、とりあえず今のところは、まず、韓国国内にある日本領事館に必要書類を揃えて本人が出向くことになります。必要書類は次の通り。1. 6ヶ月以内の日本の戸籍謄本2通2. 本人の韓国の基本証明書2通(1通はコピー可)3. 本人の韓国の住民登録謄本2通(1通はコピー可)4. 2と3の日本語訳(親が翻訳してかまわない。公証の必要もなし。)5. 本人の韓国と日本のパスポート(期限が切れていてもかまわない)更に領事館で書類を3枚ほど書かされます。それから、本人と領事の面接があります。面接は非常に短く、韓国語で「これからは日本に長期で行く場合にはビザが必要となります」のようなことを確認されただけだそうです。これで、受理は終わって、この後、3,4ヶ月後に、日本での手続きが終わったら、日本の法務省発行の日本国籍離脱の通知のお知らせが来るそうです。そうしたら、「国籍離脱事実に関する証明書」を受け取りにまた領事館に行きますが、その時は、本人でも親でも、どちらかが行けばいいそうです。その後、その書類を持って、韓国の出入国管理事務所に行って、韓国側に日本国籍離脱の手続きをすることになるそうです。その日記は、3,4ヵ月後の「日本国籍離脱手続き<その2>」に続きます~日本領事館、今は「利馬ビル」じゃなくて、その近くの「ツインツリータワーA棟」に移ってます~