スピーチ大会の審査員
天安教育庁主催の「多文化二重言語スピーチ大会」の審査員のお仕事が入り、行ってきた。国際結婚(片親が韓国人)で韓国で生まれ育った子供たちの部、中途入国や両親がどちらも外国人の子供たちの部、中高生部の3つに分けられて、26人の子供たちが参加した。参加者はロシアが一番多くて8人、中国が7人、日本は4人、ウズベキスタン、パキスタンやネパール、インドなどから来た子供たちもいた。まずは韓国語で3分スピーチ、それから外国語(父親あるいは母親の母国語)で同じ内容を3分スピーチ、原稿を見たら減点、内容や発表態度、語彙力、独創性など、いろいろな面からの評価だ。はんらたちは母国語の発音や語彙などをチェックした。はんらたちの点数は3分の1くらいが反映された。はんらの隣の審査員はパキスタン人奥様だった。ウルドゥー語らしい。インドは、ヒンディー語ではなくてグジャラート語だった。初めて聞いたわ。パキスタンやインドから来た子供たちは、父親が韓国で大学教授をしているそうで、とても聡明そうに見えた。インド人パパは韓国で修士号と博士号を取ったらしい。すごい!その娘も、自分もお父さんのようにたくさん勉強して立派な人になるとスピーチした。イスラム教のことを堂々と話す中学生もいて、感心した。イスラム教は、1日5回の祈り、ラマダン、寄付生活、聖地巡礼をとても大切に考えているそうで、ラマダンの断食の意味や価値なども話してた。裕福な人は必ず、持っている財産の2.5%を貧しい人に施すことになっているそうで、世界的にあまりイメージの良くないイスラム教だけど、教えはやはり素晴らしい教えなんだわ~と、ムスリムに対する見る目が変わったよ~。日韓カップルの子供たち4人は、みんなとても上手だった。点数で甲乙をつけるのが難しかったけれど、ネイティブのように発音がきれいだった子と、聞き取りやすい話し方だった子に高得点をつけた。結果、その2人が銀賞と銅賞だった。金賞は小1の韓中カップルの子供で、チャイナドレスを来てすごくかわいらしく、身振り手振りを交え、たくさんの写真を準備してお母さんの国を紹介してた。インドのお嬢さんも銀賞だったかな。言葉や見た目が違うので、最初はとても苦労したというスピーチをする子が多くて胸が痛かった。でもこういうスピーチ大会に参加するような子はみな、明るく積極的で、今では友達もたくさんいるようだった。教育庁の真横にあるカフェ。ナム アレ モモ教育庁から近いからか人が多く、20分待ちだった。20分待って飲んだスイカジュース。