肥満クリニック
ダイエット、自分がするのは自分がやればいいからそう難しくないが、人をダイエットさせるのはこの上なく難しい。家族でも、言い方が難しい。我が家の長男、コーちゃんは、生まれた時からガタイが大きく、食欲もハンパなかった。ミルク缶に記載されているミルクの量の目安と、新生児だったコーちゃんの飲む量の差が大きかったので、生まれつき、胃が大きかったのかも。離乳食が始まっても食べる量がハンパなく、1歳の頃にはリンゴを丸ごと1個ペロリと食べた後で、普通にご飯もモリモリ食べていた。コーちゃんはんぱないって。ちなみに、同じ親から生まれ、同じように育てたが、次男のよしくんは生まれた時から小食で、作ったミルクはことごとく残し、離乳食が始まっても小食で、リンゴを8分の1食べちゃうと、もうご飯が一口も食べられなくて、ガリガリに痩せていて、これはこれで心配だった。よしくんには「大きくなる漢方薬@数十万ウォン」を数回飲ませたが、全然大きくならず、今でもチビだ。金返せ。そしてコーちゃんは、就活のために先日、スーツを買いに行ったが、スーツのボタンが止まりましぇんでした~こりゃ、ダイエットするしかない。しかし、食べるのは我慢できないようだ。スポーツジムに通わせたらお腹がすくようで、ますます太った。近所にはコンビニやおいしそうなお店もいっぱい。運動の帰り道にカロリー補充してるに違いない。もう100キロを超えるのも時間の問題。(身長は172.5センチ)はんらが韓国に来た頃は、デブった韓国人は皆無でみんな痩せていた。しかし今、韓国人にも巨大な人が多い。日本より、はるかに肥満率が高いと思う。特に若い男性は、軍隊のために太る人も多いと聞く。軍隊では一日中運動するので食べる量が多い。アスリートのように、1日のカロリー摂取量が4000~5000キロカロリーだとも聞いた。おまけに、食べる以外の楽しみが少ない。それで大食の習慣がつき、そのまま除隊後も胃が大きいままなので、30代の韓国人男性の肥満率がとても高いという。そんなこんなで、韓国も、ちまたに肥満クリニックがあふれている。近所にもある。が、知人から今回勧められたのは、バスで40~50分のソンファンというところにある肥満クリニック。100キロ超える前に行ってみるべし。ソンファン邑のヨンセハナロ医院病院内に入ってみると、大きな人ばっかり!ということはぜーんぜんなくて、特大サイズな人からスリムな人までいろいろ。肌のケア、栄養注射、胎盤注射、疲労回復、何やらいろいろやってるようで、ちょっと怪しい感じ?(^^;)でもお客は満員御礼状態(30人以上はいた)だったのでやはり人気はある模様。95%は女性客。まずは体重、身長、体脂肪、血圧などいろいろ測定。体脂肪率もすごい値だったよー。血圧が正常なのがせめてもの幸い。混んでるわりには、待ち時間はそう長くなくて、意外とすぐに診察。食欲を抑え脂肪の吸収を妨げる薬を処方して、食生活に気をつけましょう、という話だった。脂肪を溶かす注射もあるらしいが、これはコーちゃんが拒否。この薬は10週くらい飲むのが目安。コーちゃんの場合は20キロ減量が目標で、1週間に2キロの減量まで。3キロ以上減らしちゃいけません。あまりいっぺんに減らしすぎると、リバウンドする人が多いんだそう。そりゃそうだろう。薬局でもらった薬の成分を調べてみると、フェンジメトラジン:食欲抑制薬オルリスタット:脂肪の吸収を阻害するSugarin錠:アセトアミノフェン、他(?)Greenphonカプセル:ジャバティー、グリーンティーのパウダー Svelte錠:代謝を高める薬などなど。保険が利かないので、病院の診察代は1万ウォン(約1000円)、1週間分の薬代が26600ウォン(約2660円)。この薬を飲みながら、食事は1日3回、できるだけ蛋白質をたくさん摂り、炭水化物はこれまでの半分~3分の2くらいに減らす。間食やコーラ、果物などもなるべく摂らない。どうしても食べたかったら朝か昼に。どんなもんだか、とりあえず1週間分の薬が処方されたので、1週間、この薬を飲んでみます~先日撮った、就活用証明写真が出来上がり。