●買換えの時に、損をしないマンション選び
【売却損発生率さらに増加し86%に/FRK調査】 (社)不動産流通経営協会は21日、第10回「不動産流通業に関する消費者動向調査」を発表した。年1回会員会社の協力を得て調査しているもので、04年度に住宅を購入した消費者2,654人に調査票を送り、961人から回答を得ている。 長年、不動産の買い替えを阻害している要因とされてきた「売却損」についてみると、住み替えに際し自宅を売却した人179名のうち、売却損が発生した割合は86.6%と、前回調査(04年)より1.8ポイントアップした。なかでも、新築マンション、中古マンションの売却の場合、97%が売却損を発生させている。 築年数別に売却損額をみると、バブル時にあたる「築10~15年」が平均2824万円、「築5~10年」も1,807万円にのぼった。築20年以内の物件については、ほぼ全てが売却損を発生させていた。一部省略(社)不動産流通経営協会 ************************マンションを買って、売却損がでたなんて話を聞いても今や珍しくもなんともないですね。地価が上昇なんていっても、それはホンの一部の話。マスコミがそういってるだけで、多くの場合は、売却損が出ます。この記事には書いてないのでわかりませんが、損の割合が分からないと、損が大きいのか小さいのか判断できません。1億のマンションが2,000万損が出るのと、3,000万のマンションが2000万円の損が出るのとでは意味が全然違いますもんね。せめて、購入価格に対する売却損率を出して下さい。今日の一言「損の割合の一番大きいのは、注文住宅」なぜなら、他人のこだわりは犬も食わないから。・・・・・・・・・・・「買った時の半分なの?」マンションを買い替えしようとした友人ががっかりしてこう言った。マンションを含め家を買う時に、人はこう思う。「一生に一度だから、自分にあったマンションに住みたい」「他にはないこだわりの家を作りたい」そして作ったこだわりの家が・・・『吹き抜けのある、30畳のリビングのある家』『3LDKを1LDKにリフォームしたカウンターバーのあるマンション』『どこにもない奇抜な色使いの、外壁の家』『総ヒノキの家。建築費坪100万円』こうして、多くの人に見向きもされない奇抜なマンションや家が出来上がる。家を持つ人の生涯の買い替え回数は3回~7回。ほとんどの人が何らかの理由で、自分の気に入った家でも買い替えする時はある。でも、買う時に売るときのことを考える人は少ない。『売りたいけど、損が大きすぎて売れない』『売ることは出来たけど、穴埋めをするのに年収の数年分を要した』そんな結果になってしまう。これは決してオーバーな話ではない。周りに沢山いる。多分あなたの周りにもいるはず。じゃあ、どうすれば損を少なくすることが出来るのか?いじらないことです。車にたとえるなら、買ったまんまの状態で乗り続けるのです。下手に、エンジンをいじったりしない。車高を低くしたり、マフラーを変えない。新車で買ったまんまで乗るのです。これが一番。下手にいじると次に買う人は、なんとなく嫌なものです。普通のままだと、前の人の影も見えにくくなり自分の物って思えるものです。「さぁ。あなたの買うマンションは変に内装リフォームされていませんか?」「デザインは奇抜すぎませんか?」買い替えする時に、泣きたくなければ買ったままで住みましょう。お金も掛からずいいことずくめです。今日の一言『他人のこだわりは、犬も食わない』あなたのマンション探し応援しています。がんばって下さい。では・・・。