雲の上はいつも蒼空

勧誘とは言いませんね。
「やってもらえませんか？」というあれ。

日曜夕方に突然電話が。

私は具合悪くて寝たとこだったので、
息子が出てくれたんだけど、
「ハイ、ハイ、…じゃ、母に代わります」

とあっさり代わられてしまった。

名前は聞いたことあるけど、
面識のないお母さん。

「来年度の子ども会の○○長をやって貰えませんか」

色んな思いが渦巻くが、
何をどう言ったものか、
その場では思いつかない。

でも何も言わないわけにいかないので。

「…できれば、ご遠慮させて頂きたいんですが…」

「皆さんに順番にお電話してるんです」

「ご苦労は…」
（ご苦労はわかります、とねぎらいたかったが、
　それもまた変だと思い黙る）

いろいろ事情はあって、
何か言ってくれれば答えようと思ったが、
お互い黙ってしまったまま数秒。

そしたら、がちゃん！
と電話が切られた。

ひいい～。

「わかりました」でも、
「仕方ないですね」でもなく。

無言でがちゃん。

何だかショックだった。

きっとこれまでにも断られて、
頭に来てたのかも知れない。

私の沈黙が、失礼だと感じたのかも知れない。


でも、
相手の状況も知らず、
突然の電話でのことなのよ。

何だかなぁ。

幼稚園でも小学校でも中学校でも、
それから子ども会でも何でも、
こういうのは必ずある。

決めなきゃいけない方も大変だよね。

私も今年度小中の役員を兼ねてやっている。

やらなければならないとあれば、
やるときゃやるんだけど。
でもそれぞれの事情があるよね。

風邪で寝てる間、
ずっとこのことが頭にあって、
気が重かった。

黙ってしまってすみませんでした、
って謝りの電話入れようかとも思ったけど、
逆に妙なことになってはと思い、
何もしないで過ぎた。

このお母さんと、何かで一緒になった時、
今回のことがしこりにならないといいなぁ。