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雲の上はいつも蒼空

雲の上はいつも蒼空

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2012.08.10
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カテゴリ:旅の記憶

今日は8月10日。

夏休みど真ん中、
いよいよ後半に入りますねぇ~。

宿題関係も、
そろそろ本気にならねば。

お母さま方頑張りましょう!

もうとっくに終わった、
って人も多いのかな?

…言い直して、
のんびり系お母さま方、
頑張りましょう~!

四つ葉四つ葉四つ葉

私にはこの日に思い出があります。

ちょうど20年前、
初めて夫と出会った日なのです。

このブログを始めようと思ったきっかけ、
バックパッカー旅の、真最中でした。

北欧・東欧を中心に回る予定で、
7月7日に単身ドイツから入って、
デンマークを通り過ぎ、
スウェーデンを北極圏まで北上、
ノルウェーのロフォーテン諸島を回り、

そして北欧好き友人Sちゃんと、
コペンハーゲンで待ち合わせて、
オスロから、ノルウェーの西海岸に沿って、
フィヨルド観光しながらの一週間の旅。

友人Sちゃんとベルゲンで別れて、
また一人旅に戻ったところでした。

9日はベルゲンのユースに泊り、
見事な夕日に感動した覚えがあります。

翌日は鉄道でオスロに向かいました。

この路線は車窓の景色が美しいことで知られ、
私も思う存分、景色を楽しみました。


私は車窓の眺めを楽しみたいために、
なるべく夜行を使わず、
昼間に移動することが多かったです。


ベルゲン鉄道

この車内で、
中国人旅行者の人と話して、
名前の漢字の話で盛り上がったなぁ。

車内にあった現地の新聞で、
きんさんぎんさんの記事を見つけてびっくり。
お誕生日の記事だったと思います。
(お二人は1892年8月1日生まれ

午後にオスロに着いて、
泊まる予定だったユースホステルに、
路面電車で向かったのですが…、

最寄りの停車場から、
どうしたわけか道に迷ってしまい。

重い荷物を背負って(辛)、
かなり長い間ウロウロしました。

オスロのユース

やっとのことでYHに到着して、
荷物を部屋に置き、
夕食のあとだったかな??

ふとレセプションの前を通ると、
あれ、今名前を呼ばれた人、
日本人の名前みたいだった?

…って、顔を見ると、
浅黒くて、お髭で、見た目国籍不明。

「日本人の方ですか?」って、
私が声をかけたのでした。

北欧のように、
比較的日本人に会うことの少ない場所では、
日本人同士、すぐ親しくなれますし、
情報交換に花が咲きます。

長旅の人が多いってのもあるかな。

(ロンドンとか行くと、
日本人多いので、目が合っても、
「チッ、また日本人か!」って感じで、
挨拶もしない人が多いです)


それから談話室のようなところで、
お喋りして…、
(お部屋は男女別なので)
大変立て板に水の人で、
私はほとんど聞き役でした。

一度、話を終えて、夜も遅くなったし、
それぞれの部屋に戻ろうとしたところ、
酔ったドイツの青年が話しかけてきて、
(絡む感じ)
しばらく3人で話すことになり、

その青年が自分の部屋に去った後、

彼の方が、これから寝ると、
明け方の出発予定に起きられないかも、
ということになって、
私も、出発時間まで、
談話室でおしゃべりに付き合うことにしたのでした。


(あのドイツの酔っ払いくん、
迷惑な印象の人だったけど、
考えてみれば、彼の乱入がなかったら、
あんなに長く一緒にはいなかったかも?)


お互い連絡先を交換して、
明け方、次の地に発つ彼を見送りました。


彼は数日して帰国しましたが、

私はその後、ノルウェーから、
フィンランド、デンマークとまわり、
オランダ、ベルギー、イギリスを通って、
スイス、オーストリアを経由して東欧
(ハンガリー、チェコスロバキア、ポーランド)から、
最後のフランスに行くまで3か月旅行しました。
(←未完成ですが、フリーページにあれこれ記録があります)

フランスで家に電話を掛けたら、
その彼から何度か手紙が届き、
電話も来たと言われました。

彼に勧められた街を訪ねた時、
お礼もかねて、ハガキを送っていたのですが、
そのお返事と、
関東に来たとき、会いましょうという、
お誘いだったようです。


当時、私はちょっと、
旅の予定を延ばしていて、
(本来4か月で帰る予定だった)
もう少し居ようかな、
などと思っていたのですが、

その話を聞いて、何故か、
ああ、もう戻らなくてはならないんだって、
そういう気がしました。


12月の初めに帰国。

帰る時には、
したいだけ充分旅行したなぁ、
という悔いのない気持ちでした。

年末、彼がニュージーランドに行く時に再会。
横浜と北海道でしたから、
そういう用事に引っ掛けて会いました。

間に色々ありまして…。


翌年の6月に結婚。
19年過ぎて、
今に至ります。


そもそも、
旅に出たのは自分探しだったと思います。

自分がその後、
どう生きるべきか、求めていたのですが。

そしたら、夫という家族が与えられ、
新しい家庭を作り、また家族が増やされて、
妻として母として、生きることになりました。


求めがあって、
答えが与えられて。


この日になると、
そのことを思い、
感慨深く思います。


一緒に感慨に浸れるといいんですが。

夫は明日まで出張中。

これから帰国の途につきます、って、
たった今メールがありましたが…。


記念日を覚えているのは、
私だけかも知れませんね~。


四つ葉四つ葉四つ葉


このブログを始めて10年。

毎年書こうと思いながら、
なかなか書けないでいたので、
今日書けて何だか嬉しいです。

長い長い思い出話に付き合って下さって、
どうもありがとう!





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最終更新日  2012.08.10 17:57:56
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