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カテゴリ:今ドキのイロイロ…
娘とテレビを見ていたら、 歌詞の字幕で「人ゴミ」というのが出てきた。 「ごみをカタカナにすると、人がゴミのようだ!って感じになっちゃうね」 (ラピュタに出て来るムスカのセリフ) と笑ったら、娘が、 「え、そうなんじゃないの、私そうだと思ってた。どこがいけないの」 と言ったのでちょっとびっくり。 「ゴミくずのごみじゃなくて、人がたくさんいる…込んでるから人込みっていうのよ。 大きな駅の雑踏みたいに、大勢がざわざわしている感じ」 人混みも使えると思ったが、電子辞書で調べると人込みしか出てこなかった。 娘は言ってることわかってくれたかな? 彼女はけっこう本好きの部類だと思うけど、 是非とも、もっとたくさんの本を読んで欲しいなぁ、と思った。 最近気になる言葉としては、 「来賓の話が延々と続いて疲れた」というような「延々と」が、 時折「永遠と」という言葉に置き換わっていたりする。 「永遠と待たねばならない」 ・・・って街頭インタビューのテロップにも書かれててびっくりした。 確かにそう聞こえることもあるかも知れないけど…。 長い時間が永遠のように思えると言いたいのかも? それにしても、永遠は長すぎるんじゃないかなぁ。 「延々と」って言葉はあまり使われなくなりつつあるのかな。 これはだいぶ前から気になってて、 もはや先生やTV番組でも普通に使われているのですが、 「難易度が高い」って言葉にも抵抗を感じてしまう。 「難易度」というと難しかったり易しかったりする尺度なので、 単にそれが高いというと、難しい方が高いのか易しい方が高いのかわからない。 難しいってことを言いたいのなら「難度が高い」と言うとすっきりすると思う。 たまにちゃんとそう言う人がいると、 「この人は言葉に気を遣う人なんだな」と好感度が上がります。 それからもう一つ、 「うろ覚え」を「うる覚え」という人がけっこういる。 はっきりしない記憶のことを言う「うろ覚え」は、 漢字では「空覚え」と書くようです。 うろは虚・空・洞など内部が空になっているということで、 あまり注意を向けないで(頭が空っぽな状態で)見聞きしたことが、 ぼんやりとしか思い出せない状態のことを「うろ覚え」というイメージ。 「うる覚え」だと、意味のイメージが出てこない。 「永遠と」と同じように聞き間違えから来てるのだろうなぁ。 言葉は生き物でだんだん変わっていくという。 だから、この言葉たちはそのうち正しいものになるのかも知れない。 一時的に使われただけで、淘汰されていくものもあるだろうし…。 私が正しいと思って使っている言葉の中にも、 間違った使われ方から昇格したものもたくさんあるんだろうな。 だからこれが正しい!という風には、余り強く言えないけれど…。 でもやっぱり、 言葉で仕事をしている、例えばアナウンサーの人などが使ってると、 気になったりしてしまうこの頃なのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.03.25 00:31:46
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