青空のように・・・

自閉症の障碍特性と言われる“こだわり”
ＫＡＴは小さい頃からずっと『エレベーター』と『時間』に
強いこだわりがあります

例えば、「４時に帰る」と約束したら、何が何でも４時丁度の帰ります
５分も早くなったり遅くなったりすることはありません

今一番気にしているのは、バスと電車の時間
自分が乗ると決めた時間に、間に合わないのは絶対にＮＧ
以前なら、そのバスや電車が遅れるのも待てなかったのですが、
今はもう、それは遅れることもあるとわかっているので、
そっちが遅れてくるのは大丈夫だけど、自分が遅れるのは嫌なんです
だから、家から出かける時間がちょっとでも遅れると大変
学校での終礼が遅れると怒り出す

そんなＫＡＴが、最近変わってきたことがあります
前のブログにも書いた、スイミングの成人コースに通い始めたことで、
夜の時間の使い方に変化が・・・

我が家の子供たちは３人とも、小学生までずっと、
夜９時には布団に入って寝ていました
それはそれは、感心するほどちゃんと眠る子たちでした
しっかり習慣付いていても、中学生・高校生となると、
ドラマを見たかったり、当然勉強もしてもらわないといけないですし
お姉ちゃん達はそうやって、当たり前のように
だんだん夜更かしするようになりました

でもＫＡＴは、最初に決めた時間をずっと守ります
眠たくなくても、９時にはベッドに入らなくてはいけない
最悪、自分の部屋の中にいなくてはいけない
・・・はずでした
ところが、スイミングが終わるのが９：１５、家に帰るのは１０時頃になり、
「それでも良いんだ」って、自分で気付いたようです
今では、スイミングだけではなく、
もう何年もずっと、７：３０～８：３０と決めていた習字教室も、
帰りが９：００を過ぎることも度々・・・

ＫＡＴの時間へのこだわりは、
確かにいつも同じ方が快適なんだと思うけど、
時々、自分の意思に反して行動を縛っていることもあるようです
それはきっと、他の自閉っ子たちのこだわりも同じかもしれません
たま～に、それを崩してあげることも必要なんだと思います